【睡眠の質が低いと感染症にかかりやすい?】10,000人の調査結果が示す「コロナと睡眠の関係性」

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【睡眠の質が低いと感染症にかかりやすい?】10,000人の調査結果が示す「コロナと睡眠の関係性」

なぜコロナウイルスに感染してしまうのか。具体的な感染経路が公表されない中、私たちはとにかく予防に努めるしかありません。そんな中、良質な睡眠がコロナウイルスの感染予防に繋がると注目が集まっています。この記事では「睡眠」の観点から感染の疑いがあった人の傾向をリサーチし、質の低い睡眠の危険性についてご紹介します。

ワクチン接種前に見直そう! 感染予防のために改善すべき「生活習慣」

コロナウイルス第4波が猛威を振るう中、日本のワクチン接種状況は世界100位以上と低水準。そんな状況で、今私たちに何ができるでしょうか。

ブレインスリープ社代表取締役で『スタンフォード式 最高の睡眠』著者の西野精治氏は「コロナ禍では特に、規則正しい生活を心がけ、生活リズムを保ち、良質な睡眠を得ることにより、免疫力をアップさせることが大切だと考えられます。たとえワクチン接種が始まってもこの心がけは同様に重要で、新型コロナウイルス感染症のワクチンを接種しても十分な睡眠を取らないと抗体ができにくく、感染予防が十分でない可能性があります。」と語ります。

睡眠の質が低いと、新型コロナウイルスにかかりやすい?

ブレインスリープ社が行った調査によると、新型コロナウイルスやインフルエンザ等の症状があった・治療を行なった人の「睡眠偏差値」は、そうでない人と比べて低いという結果がでています。

症状別・睡眠偏差値(2020年1月~2021年1月末)

風邪の症状があった(喉の痛み・咳・痰・発熱など):はい(47.2)/いいえ(51.7)
インフルエンザにかかった:はい(44.0)/いいえ(50.3)
新型コロナウイルスにかかり、通院をしたことがある:はい(40.8)/いいえ(50.2)
新型コロナウイルスにかかり、入院をしたことがある:はい(37.7)/いいえ(50.1)
新型コロナウイルスにかかり、ホテル療養をしたことがある:はい(36.2)/いいえ(50.2)
新型コロナウイルスにかかり、自宅隔離をしたことがある:はい(40.8)/いいえ(50.2)

特にホテル療養においては、療養していない人の睡眠偏差値が50.2であるのに対し、行った人は36.2と大きく差が開いています。このことから、新型コロナウイルスやインフルエンザ等の症状があった・治療を行なった人は免疫力が低下しており、それが睡眠の問題を引き起こすことで睡眠偏差値が低くなっていることが考えられます。

睡眠
睡眠偏差値調査結果

睡眠の質を下げる2つの生活習慣とは

では、具体的にどのような生活習慣が睡眠偏差値の低下を引き起こすのでしょうか。

睡眠の質を下げる生活習慣①:飲酒・喫煙習慣や睡眠時無呼吸症候群の有無

ホテル療養を行った人の共通点を詳しく調べたところ、なんと療養した人の42%が「睡眠時無呼吸症候群の治療を過去もしくは現在において受けたことがある」と回答。していない人が3%なのに対し、著しく高い傾向にあります。

さらに、就寝前の飲酒の頻度は療養した人で「ほぼ毎日」と回答したのが23%であったのに対して、していない人は11%。喫煙の習慣では療養した人の58%が喫煙習慣・経験があった一方で、していない人の喫煙経験者は39%でした。

睡眠
睡眠偏差値調査結果

睡眠の質を下げる生活習慣②:一定のリズムで生活ができていない

リモートワークで睡眠時間は増加傾向にあるようですが、睡眠の質が比例するとは限りません。

調査の結果、「ほぼ毎日在宅勤務を行っている人」と「在宅勤務を全くしたことがない人」の睡眠の質が、他の勤務形態の人の睡眠の質と比べて高いことがわかりました。そして睡眠の質が最も悪いのは「週に1~2回在宅勤務を行っている人」です。

この結果は在宅勤務の有無そのものではなく、毎日一定のリズムで生活ができているかどうかが睡眠の質にとってより重要であることを示唆していると考えられます。」(西野氏)

睡眠
睡眠偏差値調査結果

以上の調査結果から、新型コロナウイルス感染の要因の一つとして、睡眠時無呼吸症候群の疑いがある方が非常に多いこと・それが睡眠習慣や生活習慣の乱れに繋がって免疫力低下を引き起こした可能性が考えられます。またコロナ禍で増加しているリモートワークも、睡眠の質に密接に関わっているようです。

良質な睡眠をとる鍵は「深部体温」のコントロール

そもそも睡眠の持つ役割とは、以下の5つであると西野氏は話します。
①脳と体に「休息」を与える
②記憶を「整理」して定着させる
③「ホルモンバランス」を調整する
④「免疫力」を上げて病気を遠ざける
⑤「脳の老廃物」をとる

これらを正常に機能させるには、
・適度な運動
・しっかり朝食
・眠りと目覚めのメリハリ
・同じ時間に寝る

・就寝直前の運動や入浴を避ける
・心地よく熱の放散を助ける寝具を選ぶこと

などが挙げられます。

中でも西野氏が重視しているのは心地よく熱の放散を助けることだそう。

「良質な睡眠には、深部体温(体の内側の温度)を下げる事が重要です。人は体の深部体温が下がると、深い眠りにつくことができます。深部体温は手足など体の末端から逃げていくので、脳(頭)を冷やす事で良質な睡眠を手に入れる事ができます。」(西野氏)

睡眠
『スタンフォード式 最高の睡眠』

この深部体温に着目してブレインスリープ社が開発したマットレスが、2021年5月6日に発売開始された「BRAIN SLEEP MATTRESS」。特徴は、睡眠時の深部体温を安定させる「寝床内温度コントロール」と、脚を上げて血液循環を促し「究極のリラックス姿勢」を叶える設計。さらに、肩が内側に入る構造で自然に呼吸をしやすい姿勢をサポートし、体圧を均一に分散させることで就寝時の体への負担を解消するそう。こうしたマットレスなどを活用して、睡眠の質を高めることも一つの対策になるかもしれません。

ブレインスリープ
BRAIN SLEEP MATTRESS シングル88,000円/ダブル※マットレスシーツ付 110,000円(ともに税込) 

コロナウイルスに負けない体づくりのためにはもちろん、人生の3割近くを占める睡眠時間は大切にしたいところ。新しい生活習慣が定着した今だからこそ、生活パターンを振り返ってみてはいかがでしょうか。

※睡眠偏差値とは
睡眠に関する自覚症状や睡眠習慣を含む幅広い視点で睡眠の主観的評価を定量化する質問群を作成し、さらに日本人に馴染みのある「偏差値」として数値化することで、日本人全体の中での相対的な睡眠状態を把握することを可能にするシステム。ブレインスリープ社が構築。

参考:ブレインスリープ社が行なったアンケート
調査手法:web調査
対象地域:全国
対象者条件:男女
回答者:10,000人
調査実施期間:2021年1月

Text by Satomi Mizuno

AUTHOR

ヨガジャーナルオンライン編集部

ヨガジャーナルオンライン編集部

ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。

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