30歳から身長は縮む!?加齢とともに「身長低下」になる4つの原因と対策

 30歳から身長は縮む!?加齢とともに「身長低下」になる4つの原因と対策
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西畑亜美
西畑亜美
2021-05-13

今回は身長についてのお話です。若い時に比べて身長が低くなったという方は多いのではないでしょうか?今回はその原因と予防法、そして簡単に行えるヨガ動画をご紹介します。

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身長が縮む原因は?

加齢と共に身長が縮む原因は、以下のような点が挙げられるます。

①姿勢の悪さ

猫背、O脚姿勢等の生活習慣による、姿勢の悪化

イラストAC
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②筋力の衰え

私達の筋肉量は20代がピークであり、30歳をすぎた頃からは、意識的に身体を動かさない限り、年々確実に減っていきます。筋肉が減れば、脊椎や骨盤をしっかり支える力が低下してくるので、どうしても背が縮んでしまいます。

③加齢による水分の減少

人の体の水分量は年とともに減少していくのだそう。体の水分量は子どもで体重の70%、成人体重ので60%、老人で体重の50%と、年齢とともに低下していきます。加齢で体の水分が減少すると、背骨の椎間板の水分量も減少して厚みが薄くなり、身長が低くなります。加齢による椎間板の水分量低下を防ぐことは、残念ながら難しいと言えます。

④骨粗鬆症

骨粗しょう症になると、骨に変形が起きたり、圧迫骨折を起こしたりしやすくなるため、物理的に身長が縮んでしまいます。骨粗しょう症は、日本では40歳以降に発症する方が多く、特に閉経後の女性に多い疾患として知られています。その理由は、女性ホルモンの低下により、骨がうまく作られなくなってくることにあります。 

身長が縮むことを予防する為には?

■普段の姿勢を意識してみましょう。

骨盤を立てて、お腹を凹ませ、背筋が伸びた状態でデスクワークや電車での座り姿勢を心がけてみましょう。また立ち姿勢や歩行時は、背筋を伸ばすことを心掛けるだけでも違います。

睡眠時間をしっかりとる

 加齢による椎間板の水分量低下を防ぐことは、残念ながら難しいそうですが、日中重力によってつぶされていても、夜横になって寝ていると元に戻るので、しっかり睡眠をとると良いそうです。

栄養のバランスに気をつける

食事をバランスよく摂り、カルシウムの吸収に必要なビタミンD、マグネシウム、リン、タンパク質なども摂取することを心がけましょう。

喫煙や飲酒

タバコは、血流を悪くしカルシウムの吸収を妨げます。お酒は利尿作用があるので、体内にあるカルシウムまで排泄される可能性があります。骨粗しょう症の予防のためにも、喫煙や過度の飲酒は控えましょう。

そして最後に、運動がとても有効です!

二足歩行の私達は起きている間、常に重力という負荷を受けて生きています。とくに運動をしなければ直立姿勢を支える筋肉は加齢によってどんどん衰え、背骨が潰れ硬くなり、歪んだ悪姿勢に=身長は縮んでしまいます。骨を支える筋力が衰えないように、無理なく筋肉を鍛える運動を日常生活に取り入れることが大切です。今回は簡単に行える【全身が伸びるヨガ】動画をご紹介致します。重力で潰れた姿勢の改善。それがさまざまな健康効果につながります。動画で意識をするエロンゲーションは、医学的に「抗重力伸展活動」と言います。肩こり、腰痛、むくみ、代謝不良などの不調改善にも繋がります。重力に対抗してカラダを伸ばして、美姿勢そして健康を維持していきましょう!

 

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西畑亜美

西畑亜美

ヨガインストラクター 様々なヨガのスタイルを学び、筋膜リリースやピラティスのメゾットを合わせて、スタイルが気になる女性のボディメイクから柔軟性を高めたいプロスポーツ選手からも定評がある。 武蔵小杉&aヨガ主宰。オンラインサロン&a運営。 1000人規模のイベントでも講師担当。雑誌や動画メディア監修、モデル出演など活動の幅を広げる。



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