【星読み対談】野沢和香×Saya|ヨガと占いが私たちに教えてくれること「手放す、ことの大切さ」

 【星読み対談】野沢和香×Saya|ヨガと占いが私たちに教えてくれること「手放す、ことの大切さ」

モデル、ヨガティーチャー、自身のブランドである「HEREIAM」のディレクターと大活躍中の野沢和香さん。そんな和香さんとヨガジャーナルオンライン連載中「マインドフルネス占星術」が大人気のアストロロジー・ライターのSayaさんの対談が実現! ヨガと占星術。ジャンルは違えど、おふたりの考え方には驚くほど共通点がありました。

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身体を動かすと気持ちも動く書くことでもマインドフルに

編集W:前回の記事からお話している「今、ここ」についてですが、おふたりが「今、ここ」にいるために実践していることはありますか。

野沢和香(以下、和香):同じところにスタックする(ハマって停滞している)なあと思ったときは身体を動かして、ムーヴ(動き)を作ります。すると気持ちも動くんですよね。

それでもダメだったら、ジャーナリング。今の心が指している場所、心のうちやモヤモヤを書き出すと、それだけですっきりします。

絶対的に信頼しているものはヨガと瞑想。言葉にできないものはヨガや瞑想で手放して、あとはお風呂に入ったり、好きな動画を見たり、おいしいものを食べたり。自分が気持ちいいと感じられることをします。好きな時間を味わうと、ほかのことは考えないで、楽しい、気持ちいいと思うから。そうやって、今、この瞬間に戻ってこられるようにするんです。

編集W:マインドフルな状態に自分を持っていくんですね。

Saya:私は自宅からカフェなどに出張して、場所を変えて切り替えることが多いですね。それから、和香さんの言うジャーナリング。星の文章を書いているだけで、ストレスを流し去ることができます。

和香:すごい! 

編集W:書いていると瞑想状態になれるとおっしゃっていましたものね。マインドフルになれるからなんでしょうか。

Saya:そうですね。瞑想を習ったとき、「この状態には普段から入っているなあ」と感じたんですね。瞑想より、星の文章を書くほうが入りやすい。

星は3次元の世界ではないので、家にいても現実を忘れて宇宙旅行ができるみたいな感覚があるんです。そこでは現実を忘れて、マインドフルになれるんですね。

和香:面白いですね!

ヨガも星占いも先生によって千差万別、波長の合う先生を見つけるところから

Saya:ピラティスは習っているんですが、せっかく「ヨガジャーナルオンライン」とご縁ができて、和香さんともお話しできて。ヨガもやってみたいんですけど、ここまでスクールが増えてしまうと、どうやって入ったらいいかわからなくて。何から始めるといいんでしょうか。

和香:やっぱり先生も大事ですよね。お気に入りの先生を見つけると楽しくなる気がします。今はオンラインの動画配信も多いので、言葉の選び方、呼吸のガイド、間合いとかが波長の合う先生を探してみる。そういう先生を見つけられれば、自然に好きになれると思います。

Saya:星占いと一緒ですね。いろんな方がいて、いろんな価値観や解釈が入って、星の動きはひとつでも、本当に人それぞれ。どの星占いを信じたらいいのか聞かれると、波長の合う先生を見つけたらいいと私も答えています。読んでいて、気持ちいい方の占いを読めばいいですよね。

和香:そうですよね! 皆がどんなに当たるっていう人気の先生でも、自分があんまり好きではない波長だとスッと心に入ってこない。結局、そこですよね。人柄。ヨガも占いもその先生が人間的に好きだということが大切だと思います。なんでも相性だから。

Saya:パワーを見せるのが好きなカリスマ的な先生だと、弱っている人はいいかもしれないけれど、長く読んでいられるわけじゃない。きっとヨガもそうなのかも。押し付けられる先生は違いますよね。

和香:確かに! 自分でこうしたいと思うクラスってあんまり響かなくて。今、みんなが求めているものって何だろうって見ないといけないな、っていつも思います。

Saya:雑誌と似ていて。雑誌も読者さんが何を求めているかわからないと、いい雑誌になっていかないから。

和香:わ!耳が痛い! クリエイティブな写真などに関しては、どうしても自分が伝えたいことをやるタイプだから(笑)。

Saya:和香さんみたいにありのままでファンがつき、受け入れてもらえるのが一番いいんですけど。私は今年50になるので、30代みたいに、「私これやりたいの」と自分を打ち出すより、「みんなは何が読みたいのかな」と探るほうが楽なんですよ。最終的には読者さんと見えないところでテレパシーしているような雑誌がいい雑誌だなと思っています。

和香:先輩! カッコいいです。

Saya:いえいえ。若さがもうないんです。みんながこれを読みたいんだなって理解できたときのほうがスッキリ書ける。編集Wさんは「自然と“今ここ”を実践しているSayaさんは十分ヨガ的だから、もしかしてヨガは必要ないのかも!?」と言ってくださったんですけど、まずは和香さんの動画から見てみます!

編集W:和香さんの動画は、幸せな気持ちになれますよね。

和香:ありがとう〜!

大きな流れに自分をゆだねて、コントロールを手放していく

編集W:それにしても、おふたりにはビックリするくらい共通する点がありましたね! 

Saya:本当ですね!

和香:思うのは、占いも未来のことを聞くけど、今をよりよく生きるためにやっているし、ヨガも一緒ですよね。よりよく生きていこうとする前向きな気持ちで生まれたものだと思います。

Saya:占星術の基本って、天と地がシンクロしているという考え方なんですね。太陽系の惑星の動きが地上の万物に影響を与えて、相似形になっている。ひとつのエネルギーのパターンにみんながシンクロしている。それを知り、取り入れることで、地上の私たちが宇宙にシンクロして、よりよく、エゴもなく、無駄な力も抜けて、ありのままに生きていけるというのが本質かなあと。ヨガともそういう意味では似ていますよね。

和香:より自分らしく。自然や宇宙の大きな流れの一部。紛れもなく一員という感覚はすごく安心します。コントロールしてがんばって、がんばっていかなくても、ふっと力が抜ける感覚はありますよね。

でも、私、そこは最後まで無理だったの。「がんばれば、絶対できるんだ」というタイプだったから。ある意味、思い上がっていたんですよ。気合いと努力があれば、変えられないことなんてないっていう傲慢さがあって。

Saya:それが若いってことですよね。

和香:そうか! やっぱり歳を重ねると、そうやって手放すことに助けられてきたし、安心感につながって。それでいいんだなって感覚には癒されますね。

Saya:次回お話しするんですけど、和香さんのホロスコープ、すごく努力家の星を持っているんですよね。めったにいないくらいのがんばりやさんです。手放すのが最後まで苦手だったというのもわかります。でも、努力をする姿勢もありのままに見せてくれるところがたくさんのファンがついている理由でもあるので、長所でもあると思います。

和香:ええー、楽しみ!

編集W:次回は、「風の時代」と木星や土星が入ったみずがめ座生まれの和香さんのホロスコープについて、Sayaさんと和香さんに対談いただきますので、お楽しみに。

【星読み対談】野沢和香×Saya|水瓶座の人はチャンス到来!?「風の時代・水瓶座の時代」の生き方 に続く

野沢和香さん
ウェルネスブランド「HEREIAM」ディレクター。モデルとしても、雑誌『STORY』(光文社)やTV番組・CMなどで活躍する。メーカーやファッションブランドとのコラボアイテムも大好評。2007年よりヨガインストラクターとしても活躍し、2018年にはRYT500を取得。

HEREIAM
ウェルネスブランド「HEREIAM」のディレクターも務める。

Sayaさん
アストロロジー・ライター。東京出身。早稲田大学卒業後、ライフスタイルの編集者を経て、フリーランスに。現在は、京都に拠点を置き、夫と二人暮らし。晴耕雨読の日々を送る。新刊、『星の道を歩き、白魔女になるまで〜わたしの「物語」を見つけると人は癒される』(税込1980円/説話社)が5月19日に発売予定。ヨガジャーナルオンラインにて月間占い「マインドフルネス占星術」好評連載中。

説話社
『星の道を歩き、白魔女になるまで〜わたしの「物語」を見つけると人は癒される』(税込1980円/説話社)

 

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ヨガジャーナルオンライン編集部

ヨガジャーナルオンライン編集部

ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。



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