【2021年版】編集部おすすめ日焼け止め10選|美容皮膚科医監修「UVケアの基本Q&A」

 【2021年版】編集部おすすめ日焼け止め10選|美容皮膚科医監修「UVケアの基本Q&A」
ヨガジャーナル編集部

UVケアは、美肌を保つためには今や当たり前の時代。でも、よく目にする「SPF・PA」や「紫外線吸収剤フリー」などについてきちんと理解できていますか? 知っているようで知らない、今さら聞けないUVケアの基本の疑問を、皮膚科医に伺います。さらに、2021年編集部おすすめの日焼け止めアイテムをご紹介!

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今さら聞けない!? UVケアの基本Q&A

紫外線が肌に与える影響や「SPF・PA」などの言葉の意味。なんとなくわかっているつもりだけど、いざ聞かれたら説明できない人も多いはず。基本を改めて理解して、正しく使いましょう。

Q:そもそも"紫外線"は、肌にどんな影響を与えるのですか? 

A:紫外線は、肌老化の最大の要因です。

肌老化の原因は、年齢もありますが、ほとんどが「光老化」つまり、紫外線や太陽光が原因になっていると言われています。紫外線ダメージは、肌の乾燥やシミ、くすみ、たるみを引き起こす原因に。また過剰に紫外線を浴びすぎると肌に炎症を起こしてしまうこともあります。潤った美しい肌を保つためにも、一年を通して正しく紫外線対策をすることが大切です。

日焼け止めを塗るのはもちろん、真夏は日傘やサングラスで防御することも効果的。見落としがちですが、 髪の毛も紫外線の影響を受けているので、髪用の日焼け止めや帽子などで守ってあげましょう。 

最近では、室内にいてもパソコンなどを使用するだけで浴びる「第3の紫外線」と呼ばれるブルーライトによる肌ダメージも注目されています。日焼け止めやメイクアイテムに、ブルーライトカット効果のある商品があるので、気になる方はチェックしてみてください。

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Q:UVケアは、真夏だけで大丈夫ですか?

A:年間通して必要ですが、春先3~4月頃からは注意が必要。

UVケアは、春先の紫外線こそ注意が必要です。 紫外線は、3~ 4 月頃から徐々に増えはじめるので、このくらいの時期からしっかりとケアすること大切です。冬の間、肌が無防備になったり乾燥が進んだりする方が多く、春先の季節の変わり目に肌が敏感になるというお悩みも増えています。そんな時に紫外線をたくさん浴びてしまうとより肌にダメージが。肌も気持ちも準備 ができていないせいか、乾燥や肌荒れが悪化してしまう方も少なくありません。 スキンケア効果の高いものや肌への負担が少ないものなど、肌の状態に合わせて選びましょう。

Q:SPFとPAってどういう意味ですか? 

A:2種類の紫外線を、防ぐための数値を表します。

「SPF」は、皮膚の表面に到達するUV-B波を防ぐ数 値を意味します。紫外線を浴びると皮膚が赤くなるのがUV-B波による影響です。

「PA」は、UV-A波を防ぐ数値を意味します。肌の内側まで届くので、日焼けして肌が黒くなるのはUV-A波による影響です。

両方とも、冬場は量が減るため気がつきづらいのですが、浴びている量はゼロではないので、少しも日焼けしたくないし白くてきれいな肌を目指したい!という方は、一年中紫外線対策が必要です。

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Q:紫外線の量が多い日は、「SPF50」など数字が大きいものを選ぶべきですか? 

A:「紫外線をたくさん防ぐ=大きい数字」は間違い。目的やシーンに合わせて正しく選んで。

SPFは、日差しを浴びて肌に赤みが出る時間を表しています。SPFの数値単位は、20~25分を1単位とします。つまり、「SPF1」は何もつけない状態より、20~25分程、日焼けするのを遅らせるということになります。「SPF10」で計算すると、約20分×10=200分=3~4時間は日焼け止め効果があるということになります。数値が高いほど長時間防止効果は続きますが、その分肌への負担も大きくなります。日常の通勤程度であれは「SPF30」でもOK。その代わり、日中外出する際に必ず塗り直しましょう。塗り直しが難しい場合は、優しい成分処方の「SP F50」を選ぶといいかもしれません。目的やシーンに合わせて賢く選びましょう。

Q:「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」は、何が違うのですか?

A:肌への負担はもちろん環境負荷の観点でも、違います。

「紫外線吸収剤」は、紫外線を吸収して肌へ届けない働きを持つ成分です。一方「紫外線散乱剤」は、表面で物理的に紫外線を反射させる働きをします。ナチュラル&オーガニックの製品紹介でよく目にする「紫外線吸収剤フリー」。つまり「紫外線散乱剤」を使用する製品が多いのは、肌への負担は少ないというのが理由の1つです。これまでは伸ばす際肌に白く残るものが多かったのですが、最近では使用感がいいものがたくさん増えています。 紫外線散乱剤の1つである「チタン」が配合されていることが多いのですが、チタンは人が異物と認識しにくい物質のため、肌に合わないことが少ないと言われています。 

また、「紫外線吸収剤」でもあるオキシベンゾンやオクチノキサートは、海の中のサンゴ礁を白化してしまうと言われており、海での使用を禁止する国も。環境への負荷も考えて、できるだけ「紫外線吸収剤フリー」を選びたいですね。

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Q:日焼け止めの正しい量やつけ方を教えてください

A:想像しているより、量が必要です。

SPFの値をきちんと発揮するためには、使用量もポイントになります。裏面や説明書に使用量が書いてある場合があるので、一度チェック してみてください。ブランドによっては大パール 2個分など、想像より多いと驚くかもしれません。そんなにたくさん塗るのは難しいという方は、 下地とファンデーションのどちらにも日焼け止め効果があるものを選んで、少量ずつを重ねづけしてもOK。 肌への負担が気になる場合も、低数値のアイテムをかさねると効果的。せっかくなら上手に組み合わせて、 しっかり紫外線から肌を守りましょう。

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text by Hitomi Takano

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