夏の最強紫外線に対処!ビタミンCたっぷり「すだちと冬瓜のだしスープ」【痩せる和風スープ】
旬の食材、発酵食品…先人たちの知恵や工夫がたっぷり詰まった「和食」は、私たちを健やかな心身に導き、腸内の環境を改善することでスリムな体形も叶えてくれます。食の欧米化が進んだ現代社会で、今こそ昔ながらの「和ごはん」に立ち返りませんか?一汁一菜でなくてもOK!手軽に日常の食卓に取り入れられる和風スープレシピを、管理栄養士の圓尾和紀さんが連載形式で教えてくれます。
女性には気になる紫外線が一年でもっとも強くなる時期がやってきました。紫外線は皮膚でビタミンDを作ったりと有益な効果もありますが、浴びすぎると肌の老化につながってしまうのでどう対策していくかは重要になります。今回は紫外線対策の栄養としてしっかりとりたいビタミンCが豊富でダイエットにも最適な和風スープをご紹介します。
心身をケアしてくれる香りのよいすだち
他の柑橘類とはまた違う、独特爽やかな香りを放つすだち。最近ではすだちをたくさん浮かべたそばなども人気ですね。すだちにはビタミンCが豊富で、その量はなんとレモン以上!ビタミンCには抗酸化作用があり、老化の原因となる過酸化脂質の生成を抑え、シミやそばかすの抑制にも効果があります。
すだちの香りは「リモネン」という成分が含まれており、心を落ち着かせてくれる効果も。すだちの酸味は夏に低下した食欲を増進させる作用もあるため、夏バテ予防にもなります。
「冬の瓜」と書くのに夏が旬の食材 冬瓜
「冬瓜」という文字を見ると冬の野菜なのかな?と思ってしまいますが、実は冬瓜は夏が旬の野菜です。冬瓜にもビタミンCが多く含まれ、さらにミネラルのカリウムも豊富。カリウムは体内に溜まった余分な塩分を外に出してくれる働きがあるため、むくみ予防にも効果的です。
また、水溶性と不溶性の食物繊維を含んでいるため、腸のケアや便秘予防にもなるでしょう。
それではスープの作り方をご紹介していきます。
材料(二人分)
・だし汁…500cc
・冬瓜…80g
・豚薄切り肉…50g
・すだち…1コ
・醤油…大さじ1
・みりん…大さじ1
・塩…少々
つくり方
①冬瓜は皮をむいて種とワタを取り、一口大の大きさに切る。すだちは半分に切り、そのうち半分を薄切りに、残りは果汁を絞る。
②鍋にだし汁と冬瓜を入れて中火で煮立て、冬瓜に火が通ったら醤油とみりん、すだちの果汁、豚肉を加えて再び煮て豚肉に火を通す。塩で味をととのえる。
③器に盛り、薄切りにしたすだちを添える。
ライター/圓尾和紀
株式会社ふること代表。管理栄養士、フードコーディネーター。“伝統食の良いところを現代に取り入れる“をコンセプトに活動している。著書『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』がワニブックスより発売中。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
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