小さくても栄養満点!グリンピースを使った和風ポタージュ【痩せる和風スープ #19】
旬の食材、発酵食品…先人たちの知恵や工夫がたっぷり詰まった「和食」は、私たちを健やかな心身に導き、腸内の環境を改善することでスリムな体形も叶えてくれます。食の欧米化が進んだ現代社会で、今こそ昔ながらの「和ごはん」に立ち返りませんか?一汁一菜でなくてもOK!手軽に日常の食卓に取り入れられる和風スープレシピを、管理栄養士の圓尾和紀さんが連載形式で教えてくれます。
あなたはグリンピースと聞くとなにを思い浮かべますか?シュウマイの上にちょこんと乗っていたり、チャーハンに具材として入っていたりとどちらかというと脇役という印象が強いのでは。しかし、グリンピースにはさまざまなカラダがヨロコブ栄養が含まれています。
冷凍や缶詰で一年中手に入るグリンピースですが、今しかとれない旬のグリンピースは栄養価も高く、何より風味豊かで甘みも強くとっても美味しいのです。今回はそんなグリンピースを使った和風ポタージュをご紹介します。
美味しいグリンピースの選び方
生のグリンピースは鮮度が落ちやすく、特にさや付きでないものは固くなってしまうため、購入したらすぐに調理しましょう。
さやつきのグリンピースを購入される際は、さやがふっくらしていて色が濃く、豆がしっかり詰まっているものがおすすめです。
グリンピースは美容の味方
グリンピースはダイエットやアンチエイジングにも効果的な食材です。特に多い栄養素はタンパク質、ビタミンB1、食物繊維、カリウム、亜鉛など。
カリウがむくみを防止してくれて、ビタミンB1は疲労回復や摂取した糖質をエネルギーとして燃やしてくれます。亜鉛とたんぱく質は美しい肌をつくる上で必要な栄養素です。
小さな見た目には想像もつかないほどの栄養満点のグリンピースを栄養価が高い旬のうちに美味しくいただきましょう。
材料
グリンピース...100g
玉ねぎ...1/2個
豆乳...200g
だし汁 ...100g
バター...10g
塩...小さじ1/3
こしょう...適量
作り方
① 玉ねぎは薄切りにする。グリンピースはさやから外し、鍋に水と塩小さじ1(分量外)を加えて沸騰させて2~3分茹で、茹で汁に入れたまま粗熱をとる。(シワになるのを防げます)
② 鍋にバターを入れ火にかけ、①の玉ねぎを炒めてしんなりしたらグリンピースも加えて炒める。だし汁を加えて沸かし、1分ほど煮込み火を止める。粗熱がとれたらミキサーに入れ撹拌する。
③ ②を鍋に戻し、豆乳を加え弱火で沸騰直前まで火にかけ、塩で味を整える。器に盛り、粗挽きこしょうをかける。
ライター/圓尾和紀
株式会社ふること代表。管理栄養士、フードコーディネーター。“伝統食の良いところを現代に取り入れる“をコンセプトに活動している。著書『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』がワニブックスより発売中。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
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