2021年最高の減量食事法1位に選出された「フレキシタリアン」無理なく続けられる理由とは

 2021年最高の減量食事法1位に選出された「フレキシタリアン」無理なく続けられる理由とは
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石上友梨
石上友梨
2021-03-17

「フレキシタリアン」という食スタイルを知っていますか?

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みなさん、フレキシタリアンは知っていますか?フレキシタリアンとは、植物性食品を中心とした食生活をしつつも、時には肉や魚など動物性食品も食べるという柔軟なベジタリアンスタイルを取る人たちのことです。日本では、「ゆるベジタリアン」とも呼ばれています。フレキシタリアン(flexitarian)は、柔軟性 (flexible) とベジタリアン(vegetarian)を組み合わせた造語になります。2003年にはAmerican Dialect Societyによって「もっとも便利な言葉(Most Useful)」に選ばれ、2021年には「U.S. News & World Report」の「最高の食事法(Best Overall Diets)」の第3位、「最高の減量食事法(Best Weight-Loss Diets)」の第1位に選出され、近年注目されている言葉でもあります。

現在は、健康問題、環境問題などから、食生活の見直しが必要とされ、ベジタリアンの考え方に賛同する人が増えています。その中でもフレキシタリアンは、ベジタリアンの考え方に共感しながらも、無理のない範囲で生活に取り入れ、動物性食品の摂取を減らしていこうとする人たちになります。

ベジタリアンのメリット

1.健康面

まずは健康状態の改善が期待できます。例えば、生活習慣病の改善、だるさなど心身の不調感の軽減、体重や体臭の減少などが考えられます。

2.環境面

地球温暖化を防止するために、レジ袋の有料化などが進んでいますよね。その温暖化の原因となっているのが二酸化炭素などの温室効果ガスで、環境問題の解決には温室効果ガスの排出量削減が欠かせません。温室効果ガスの1/4は食品から排出されると言われており、特にお肉などの動物性食品は温室効果ガスの排出量が多いことが分かっています。植物を原料とした代替食品であるベジミートを食べることで、地球温暖化の解決に寄与することができます。

3.動物福祉

食用動物の劣悪な環境下での飼育が問題視されています。狭く汚い環境で食料になるためだけに飼育される動物を少しでも減らしたいと感じている方も増えています。ベジタリアンでなくても、「放し飼いで育った動物だけを食べる」という信念を持つ方もいらっしゃいます。また、年間700億以上もの動物が殺されていることについて、動物愛護の観点から抵抗を感じる方もいらっしゃるでしょう。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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石上友梨

石上友梨

大学・大学院と心理学を学び、心理職公務員として経験を積む中で、身体にもアプローチする方法を取り入れたいと思い、ヨガや瞑想を学ぶため留学。帰国後は、医療機関、教育機関等で発達障害や愛着障害の方を中心に認知行動療法やスキーマ療法等のカウンセリングを行いながら、マインドフルネスやヨガクラスの主催、ライターとして活動している。著書に『仕事・人間関係がラクになる「生きづらさの根っこ」の癒し方: セルフ・コンパッション42のワーク』(大和出版)がある。



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