ガス火で調理されたごはんを美味しく感じる理由|せきねめぐみの、肩の力を抜くごはん
SNSで見かける、彩り豊かな食事の写真。見るからに栄養がありそうで、こんな食生活を送ってみたいと思う人は多いでしょう。でも「そんなに頑張れない…」という人も少なくないはずです。時間もない、料理が得意じゃない、不器用なあなたに伝えたい「頑張らないごはん」。意識すべきポイントは、とってもシンプルです。今日からできる「簡単な食養生」、教えてくれるのはマクロビオティックマイスターの関根愛さんです。
もうすぐ大寒(1月20日頃)を迎えますが、つい先日は春並みのぽかぽか陽気でした。かと思えば次の日は思いきり寒かったりして、寒暖差10度以上の気候に体もびっくりしたのではないでしょうか。温まるものをよく食べて、元気で過ごしていますか。
温まるといえば「火」を連想しますが、今日はその「火」のお話をしたいと思います。「火」といえば私たちの生活にとても身近な自然のエネルギーです。人類は火を発見し味方につけたからこそ、ここまで発展したともいえます。
日々の暮らしの中で「火」の存在を意識するときは、どんなときでしょうか。朝一杯のお湯を飲むのに使っている陶磁器のマグカップも、お気に入りのよく着る洋服も「火」がなければ作ることはできません。一度陶芸体験をしたことがありますが、ろくろを回して形成したお皿を1200度程もする激しい炎のたぎる窯の中で十何時間も焼くと聞いて少しひるんでしまいました。こんな小さなお皿を作るのにこれだけとてつもない火のエネルギーが必要なのかと..。
さて、入浴時やお部屋でくつろぎたいときなどにキャンドルに火を灯して過ごす人もいるのではないでしょうか。キャンプなどでたまに火を囲む人もいますよね。火のエネルギーはふしぎで、生命力や力強さを感じる一方でぼーっと眺めていると癒されたり、落ち着きをくれたりします。これは火や音などに含まれる自然のリズムのためだそうで、人間や動物などの生き物も同じリズムを本来持っているため、本能的にリラックスできるのだそうです。
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