あなたにとって「食べること」の意味は何ですか?せきねめぐみの、肩の力を抜くごはん
自分自身で考えて、決める
あるサイズの靴があったとして、すべての人がそれにぴたっとはまる足をしているわけではありません。世の中は常に「こうすれば皆健康になれる」という数多くの情報で溢れています。大きな企業が発信源だったり、著名人が力説しているからといって、それらすべてがあなたに合っているものかは分からないのです。危険を伴ったり高額すぎないもので自分の直感が良さそうだと思えば試してみるのも良いと思います。もし合わなくても落ち込まないことです。逆に言えばそれはチャンスだからです。
ひとりひとり体が違えば、心も違います。大切なのは世の中や他人が言うことを鵜呑みにはせず、たとえ面倒くさくても自分自身の心と体を使って、いちいち判断していくことだと思います。自分自身の力で良いものを選んでいくことだと思います。それは自分自身を創ってくれるもの、満たしてくれるものです。それが自分自身を生きるということに繋がっていると私には思えます。
「何を、どう食べるか」。それは自分で選ぶことのできる最も身近な選択肢です。その小さな選択の積み重ねで今日や明日や未来の私たちができています。この自由は特定の誰かや何かに奪われていいものではありません。
来年も自分らしく食べることへの探求を通して心と体を創り、またとない毎日を人生を輝かせていきましょう。良く(ただしく)食べることには、人の数だけの答えがあるはずです。心とは、体のこと。そして体とは心のこと。良く食べることの自分なりの意味を見出して、すっきりした心と体で、皆でこの時代を果敢に歩いていけると信じています。
お読みいただきありがとうございました。皆さまどうぞ良いお年をお迎えください。
ライター/関根愛
「アートが社会とどう関われるか」と「じぶんらしく生きるための食養生」が活動のテーマ。座右の銘は「山動く」。俳優歴10年、アトピーなどさまざまな不調をきっかけに自然食を始めて3年。マクロビオティックマイスター。
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