七味唐辛子が「食べる漢方薬」と言われる理由は

 七味唐辛子が「食べる漢方薬」と言われる理由は
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佐藤 舞
佐藤 舞
2020-12-05
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"食べる漢方薬"七味唐辛子を取り入れよう

カプサイシンは唐辛子に多く含まれているため、料理には手軽に取り入れやすい、一味や七味唐辛子を使うのがおススメです。一味は、トウガラシの実だけというシンプルな原料。七味唐辛子は、2つの辛味と5つの香味が基本となる香辛料を調合しています。

七味唐辛子は、江戸時代に“からしや徳右衛門さん”が、病気を治す漢方薬を食事に取り入れることはできないかと考えたのがはじまりだったようです。昔は、お客さんのリクエストにあわせて、香辛料を調合できる、自分だけのオリジナル七味唐辛子が出来上がるスタイルだったとのこと。

この七味唐辛子に入っているものは、名前の通り、基本的には7種類の香辛料でつくられています。唐辛子をはじめ、陳皮(ちんぴ)、麻の実、ごま、ケシの実、山椒、青じそ、青海苔、しょうが、菜種など、栄養価の高い香辛料がバランスよく調合されています。

今日では、さっとひとふりして手軽にとることができる七味唐辛子ですが、ひとつひとつの食材のもつ効果が複数組み合わさり、昔から重宝されていた万能な調味料だったんですね。

とうがらしに含まれるカプサイシンには、血液の流れが改善すると免疫機能の活性化につながり、免疫力アップの効果が期待できるようです。日々の食卓から、あったかスープやお味噌などに、ひとふりプラスして、冬のダメージを打ち勝つ、つよいからだづくりを心がけてみてはいかがでしょうか。

ライター/佐藤舞

豊富な知識と、ローフードやヨガインストラクターの資格をもち、楽しみながら実践するオーガニック&ヨガライフを提案。毎日の暮らしの中に「Inner Peace」を大切に、心潤うライフスタイルを送る。休日の楽しみは、料理や、ファーマーズマーケットで生産者さんとの直接の交流を深める時間を過ごすこと。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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