大音量のアラーム音はストレスのもと!【格闘技ドクターに聞く】睡眠の質を上げる6つの生活習慣
4.副交感神経が優位となる音楽をBGMに
寝る前に好きな音楽を聴く人も多いでしょう。リズムやビートが激しすぎる曲は交感神経系を高めてしまい脳を覚醒させてしまうため」、副交感神経を優位にする穏やかな曲、心拍数を落とすようなBPMがゆっくりめの曲、眠りを誘うと言われるホワイトノイズ(砂嵐のようなザーという音)などが入眠時におすすめです。
5.大音量のアラーム音はストレスのもと
朝が苦手だからといって、大音量アラームで快眠を遮断すると心臓にもストレスがかかります。もともと人間は太陽の光による明るさで目を覚ます生活が基本であり、睡眠中の音は危険を知らせるサインだったと考えられます。アラームは心身の負担にならない音量に設定し、何よりアラームがなくても決まった時間に起きる習慣を体に覚えさせるほうが身体にやさしい方法です。
6.朝のコンディションを記録して夜の眠りにフィードバック
目覚めたときのコンディションを記録し、気力がみなぎっている日と倦怠感を覚える日では前夜の過ごし方にどんな違いがあるか振り返ってみましょう。朝から絶好調の日の前夜に行ったことを習慣化し、ベストな睡眠スタイルを探しましょう。
教えてくれたのは…二重作拓也さん
挌闘技ドクター/スポーツドクター 富家病院リハビリテーション科医師 格闘技医学会代表 スポーツ安全指導推進機構代表 1973年生まれ、福岡県北九州市出身。福岡県立東筑高校、高知医科大学医学部卒業。8歳より松濤館空手を始め、高校で実戦空手養秀会2段位を取得、USAオープントーナメント高校生代表となる。研修医時代に極真空手城南大会優勝、福島県大会優勝、全日本ウェイト制大会出場。リングドクター、チームドクターの経験とスポーツ医学の臨床経験から「格闘技医学」を提唱。専門誌『Fight&Life』では10年にわたり連載を担当、「強さの根拠」を共有する「ファイトロジーツアー」は世界各国で開催されている。『Dr.Fの挌闘技医学』『Dr.F 格闘技の運動学』(DVDシリーズ)『Fightology(英語版/スペイン語版)』『プリンスの言葉』『Words Of Prince(英語版)』など著作多数。
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