生理前の過剰な食欲に悩んでいた私が実践しているシンプルな習慣とは

 生理前の過剰な食欲に悩んでいた私が実践しているシンプルな習慣とは
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生理前の食欲と上手く付き合う2つのポイント

Jamie Brown
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何を隠そう、筆者もPMS期間には食欲が旺盛になります。以前は「我慢してストレスをためるよりも、食べたいものを食べよう」というスタンスでした。ここ最近は自分の選んだものが体や心の変化に繋がることに気づき、PMSの食欲と真剣に向き合っています。

筆者がPMS期間の食欲との付き合い方で気をつけていることは2つ。「心」と「食べ物の選択」です。この2つを意識することで、絶えず押し寄せるPMS食欲を上手く付き合えるようになりました。

マインドフルイーティング

食べる瞑想とも言われる「マインドフルイーティング」。食べるという行為に「心」を向けて、丁寧に、そして楽しみます。

五感(目・鼻・耳・触・口)を使って食事する、よく噛む、食材のストーリーを考えながら…等、「食べる」を思いっきり楽しみます。とてもシンプルなことなので誰でもできるのですが、忙しい現代人の中には、きちんと座って食べると言うことも難しいという人も少なくありません。なので、PMS期間以外にも積極的に「意識」するのがのがおすすめ。私がPMS期間必ずしているマインドフルイーティングは4つ。

1.「いただきます」・「ごちそうさま」を必ず言う

食べる前の「いただきます」、食べた後の「ごちそうさま」は、家族と食事をする時はもちろんのこと、一人で食事をする時も必ず声に出して言うようにします(外食していても、です)。

食材、調理してくれた人、目の前にある食事に関わるすべての人たちへの感謝の言葉は色々な意味が込められています。

「いただきます」と言うと、これから(マインドフルに)食事をする準備が整い、「ごちそうさま」と言うと美味しい食事を食べられたことへの充実感に満たされてマインドフルネスな状態が食後も続きます。

2. 「ながら食べ」をしない

スマホをいじったり、テレビを見たり、音楽を聞いたり、いわゆる「ながら食べ」はしません。ながら食べをしていると、食べるスピードも早くなり満腹中枢への刺激が曖昧になってしまったり、意識が食べるに向かないため。

食事をする時は、目の前の食べ物だけに意識を向けるようにします。

3. 家族や友人との会話も楽しむ

家族や友達と一緒に食事をする時は、「これ美味しいね」など目の前の食べ物の話しをたくさんするようにします。

娘と食事する時には、「どんな味がする?甘い?しょっぱい?」「何で味付けしていると思う?」など娘にも食べ物と向き合うことを促すようにしています。

家族と一緒のマインドフルイーティングを共有することで、更に食事への充足感を感じることができます。

4. よく噛む

咀嚼が増えることは、満腹中枢が刺激されます。すると食べすぎを防止してくれます。たくさん噛みながら食べると「甘い」や「塩辛い」などざっくりとした味だけでなく、実は食材には色々な味わいがあることにも気づきます。

例えば、いちご。いちごの味は甘酸っぱいと思いがちですが、実はよくよく噛みながら観察してみると最後に鼻にかかるちょっと独特の臭みがあることに気づきます。

食材一つ一つを味わいながら食べるのってとっても楽しいですよ。

食べ物の選択

PMS期間は、思いのままに好きなものをたくさん食べることはなるべく避けるようにします。ホルモンへの働きが良いとされている食べ物を選んだり、生理期間の体が必要なものを摂るように心がけます。以下は、筆者の場合の例にはなりますが、参考になる部分はぜひ実践してみて下さい!

1. 塩辛いものは控える

先述したように、PMSの期間は女性ホルモンの影響で水分代謝が悪くなる時期。そのため、塩分の強い食べ物や刺激物は避けたほうが無難です。また、筆者は食品添加物もなるべく避けるようにしています。

シンガポールの人は塩分を嫌っているので、基本的に外食しても塩気の強い食事は少ないですが、食べるものによっては食品添加物が多く使われている場合が多いため、外食する際はなるべくオーガニックやナチュラル志向の高いレストランやカフェ、ファインダイニングに出かけるようにします。

自炊する時もこの期間は値段が高くてもオーガニック食材やシンガポール産の食材を選ぶようにしています。オーガニックや地産地消の食材は、味付けを過度にしなくても自然の味を楽しむことができるのでおすすめです。

2. 間食は栄養価の高いおやつを選ぶ

間食もしますが、PMS期とその後の生理期の体が必要とする栄養価の高いおやつをとるようにしています。

私はPMS期間に便通が悪くなることが多いので、腸に良いおやつを選ぶように心がけています。おすすめは「完熟バナナ+きなこ+蜂蜜と無糖ヨーグルト」。便通も良くなる上、甘いものへの執着もなくなります。自然の甘みを活かしたおやつなので、罪悪感もゼロ。

イライラした時や、どうしても甘いものが食べたい時は、蜂蜜で甘さを調整したココアや80%カカオチョコレートを手に取ります。カカオに含まれるポリフェノールには、ストレスホルモンの分泌を抑えて、イライラの防止にもなるそう。

3. さくらんぼを1日10粒

現在、アーユルヴェーダを勉強中の筆者。そのなかで知ったのが、PMS期間にはさくらんぼを10粒食べると良いということ。

さくらんぼには、糖質・ビタミン・ミネラルが少しずつバランスよく含まれています。なかでも 鉄分の含有量がトップクラス。鉄分が経血により失われる生理期間に備えて、PMS期間は積極的に摂りたい食材。

果物はカラダを冷やす作用もありますが さくらんぼは体温を上げてくれる果物。さらにむくみを改善するカリウムも豊富なこともPMS期間に摂りたいのも納得の理由。

PMSは食べ物と向き合うチャンス

Pablo Merchán Montes
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「たくさん食べたい!」とサインが出ている時こそ食べ物や食べ方を向き合う良い時期なのだと思います。

筆者はPMS期間に自分の食欲を向き合うようになってから、PMS以外も食べ方に気を使うようになりました。食べ物って自然(地球)からの恵み。自然に感謝しながら食べていきたいです。

人の心や体は、それぞれ異なります。筆者が実践していることがあなたに合うかどうかは分かりませんが、決して悪い方法ではないと思うので興味のある方はぜひ参考にして下さい!

ライター/桑子麻衣子

シンガポール在住8年のライター/Webクリエイター/ヨガインストラクター(全米ヨガアライアンスRYT200保持)。3歳の娘Emmaと夫と3人暮らし。妊娠、出産、育児を経験しヨガを深めたいとインストラクターの資格を取得。Webメディアを中心に記事を執筆しながら、人にも地球にも優しいサステナブル(持続可能)な暮らしの実践を目指すウェブメディア「House of Emma」を運営。ヨガの教えに基づいた「誰でもどこでもできる」をキーワードに、それぞれの暮らしに寄り添ったエコフレンドリーなファッション、ビューティー、ライフスタイル、ヘルスケア、旅行の提案をしている。

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