あなたにとって「ベストな瞑想の座り方」を見つける方法
これら3つのポーズを試して、瞑想のプラクティスをじっくりと行いやすくしましょう。
瞑想のプラクティスにおける、数多くの利点とは?
瞑想のプラクティスは数多くの利点をもたらします。例えば、もっと穏やかになれたり、心をもっとクリアにできたり、セルフ・アウェアネス(自己認識)を増したり、注意力の持続時間を伸ばしてくれたりします。ヨガのアーサナプラクティスは、自分の体と呼吸、心、感情に働きかける手助けとなり、座位の瞑想プラクティスに備えることができます。とは言え、よく効く瞑想の座位を探すためには微調整は必須なので、ヨガプロップを1〜2つ使っても良いでしょう。
皆さんも過去一度はパドマサナ(蓮のポーズ)を取る至福の瞑想者の絵や写真を目にしたことがあるでしょう。そして、彼らの足は内ももにつくと同時に、両ひざは床についている、もしくはかなり床に近づいた状態でしょう。この理想的な座位のポーズができれば素敵ですが、多くの人にとっては構造的に不可能です。そんなあなたに朗報です。特に異なるバリエーションに積極的に取り組もうとさえすれば、あなたにも可能な瞑想時の座位は存在します。ここでは試すべき3つのオプションをご紹介します。
ブロックとブランケットを使ったスカーサナ(安楽座(あぐら))
折り畳んだヨガブランケットの上に均等に座骨が接地できる座位ポジションを見つけましょう。脛の真ん中で足を組んで、脚の外エッジを膝の下に置きます。膝の下にブロックをおくことで、無理なく太ももと膝を沈めることができます。尾骨を床に向かって伸ばしながら、恥骨を下に解放します。前肋骨を引き込みながら、胸の中央を引き上げます。顎を床と平行にし、頭頂部を尾骨の上に合わせます。
椅子に座りながら行うスカーサナ(安楽座(あぐら))
椅子に座り、足は平行に腰幅に開きます。足が完全に接地しない場合にはブランケットかブロックを足の下にいれます。快適に感じられれば、椅子の座面にヨガブランケットをかけても良いでしょう。足を固定し、頭のてっぺんから骨盤底までの体の長さを感じます。尾骨を床に向かって伸ばしながら、恥骨を下へと解放します。前肋骨を引き込みながら、胸の中央を引き上げます。顎を床と平行にし、頭頂部を尾骨の上に合わせます。
ブランケットとブロックを使ったヴィラーサナ(英雄のポーズ)
膝とすねの下に折りたたんだブランケットを敷き、マットの上でひざまずきます。足を腰幅より少し広くします。つま先をまっすぐ後ろに向け、親指の付け根から小指の付け根部分に至るまで足指の付け根全体を広げます。前かがみになり、ふくらはぎに手を置きます。ふくらはぎの筋肉を膝から離し、伸ばします。臀部(でんぶ)を下げ、ブロックの上に座りましょう。膝の上に手を置き、膝の皮膚を掴み、太ももに向かって引き上げます。−これによって膝にもっとスペースを感じます。このポーズでより胴体を伸ばすため、腕を真正面に伸ばしましょう。手のひらを近づけ、指を交互に組みます。手のひらを前に(体から離して)回し、息を吸い、両腕を頭上に掲げます。
腕全体を伸ばし、体の側面も上に向かって伸ばします。すねと膝を下へと押し、内股も下ろします。30〜60秒間その状態を続けます。両腕の位置を低くし、指を組み替え、繰り返します。背骨を長くキープし、前肋骨を引き込み、後頭部の位置は尾骨に合わせます。
ポーズを終える際は、腕を下げ、手を床に置き、お尻を持ち上げます。膝を片側ずつ上げ、片足ずつ前方へとスライドさせて脚をまっすぐに伸ばします。
教えてくれたのは…ブリア・タヴァコリさん
ブリア・タヴァコリさんはテキサス州で生まれ育ち、世界中を旅した後、現在は主にニューヨーク市を拠点にヴィンヤサヨガを指導している。コロンビア大学卒。http://briayoga.com/
ヨガジャーナルアメリカ版/「How to Find Your Best Meditation Seat」
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