黄えんどう豆100%の麺が登場!植物を可能な限り丸ごと使った新主食「ZENB NOODLE」とは
私たちが日常当たり前のように捨てている植物の部分にも、実は多くの栄養が含まれています。それらをぜんぶ食べることができればサステナブルな食糧生産や私たちの健康にも貢献できるのではないかと誕生したブランドが「ZENB」です。お野菜まるごとぎゅっと詰め込んだスティックや一口サイズのタイプなどがあり、日々の野菜不足を補えます。その「ZENB」から、新たな主食提案として「ZENB NOODLE」が登場しました。和洋中さまざまなメニューに相性抜群の万能ヌードルです。
黄えんどう豆100%でできた新主食「ZENB NOODLE」とは
ミツカングループが長年の研究から生み出した独自技術で、野菜や豆、穀物などの植物を素材の特性に合わせた方法で濃縮乾燥し、皮・芯・種・さやまでまるごと使い、すりつぶして使用されているのが「ZENB」ブランドの商品です。いつも捨てられている皮や芯までまるごと使うことで、食物繊維やポリフェノールなど、たくさんの栄養を摂ることができます。また、ZENBでは、動物性原料や添加物に頼らず、素材そのものの味が活かされています。ラインナップは、ペーストやスティック、バイツと、野菜をぎゅっと濃縮しただろうと想像ができるものばかりでしたが、今回登場したのは、なんと麺(ヌードル)。しかも、黄えんどう豆100%の次世代ヌードルなんです。今までのラインナップは、食事にプラスしたり、間食として食べたりする商品でしたが、おいしく健康的な食生活を提案するには、毎日の主食として食べられるような食品を開発していきたいと考えたそう。糖質制限ダイエットの流行などで、主食を抜いてしまったり、あまりとらない方が健康に良いなどという論調や、白米や小麦は、栄養価の高い部分を精製時に取り除いていることもあり、新しい主食を開発することに挑戦し、誕生したのが「ZENB NOODLE」です。
「おいしい」と「カラダにいい」はひとつになれる
黄えんどう豆は伝統的にスープやサラダ、デザートなどにも使われ、世界でおいしく食べられている食材です。植物性たんぱく質や食物繊維が豊富で、さらに主食となるよう炭水化物も含まれています。この黄えんどう豆をうす皮までまるごと使って独自製法で仕上げられた麺は、1食分で植物性たんぱく質が13g、食物繊維は1日の日本人の食事摂取基準の2分の1以上の14gが摂れます。さらに糖質は、パスタやうどん、ごはんに比べ30%もカットできます。なんだか夢のような食材ですね。
環境やカラダにいいことはわかりましたが、主食のように続けるには、味も重要ポイントです。今回の商品開発に一番力が入ったというミツカンホールディングスの執行役員でZENB JAPAN取締役副社長の石垣浩司さんによると、食感と豆くささをなくすことに苦労されたそう。黄えんどう豆を使ったヌードルは、欧州や北米に存在しますが、滑らかな食感のものに出会えなかったのだとか。カラダによくても、おいしくなければ手にとってもらえないという考えのもと約3年かけて、滑らかな食感のヌードルの開発に成功しました。
いつもの乾麺と同じように使え、和洋中どんなレシピとも相性抜群
「ZENB NOODLE」は、従来の乾麺のように自宅で手軽にお料理できるのもうれしいポイントです。しかも、和洋中どれでもOK。発表会では、料理研究家の植松良枝さんが、忙しいランチにパッと作ることができるメニューや、小腹がすいた夜食にもピッタリのメニューなどを披露してくださいました。
【ブロッコリーソースのパスタ】
材料 1人分
- ZENB NOODLE 1束
- ブロッコリー 2分の1個
- 塩 小さじ3分の1
- オリーブオイル 大さじ1
作り方
① 鍋に湯を沸かし、小房に分けたブロッコリーを入れて茹で、2分経ったところでヌードルも加え、6分間茹でる。
② ブロッコリーが柔らかくなったら取り出し、ボウルに入れて麺棒などでつぶす。
③ ヌードルが茹で上がったらザルに上げ水気を切り、②のボウルに入れ、オリーブオイル、塩を加えて和え器に盛りつける。
塩を入れずにゆでておいしく減塩になります。オリーブオイルとの相性が驚くほどよく、黄えんどう豆の味わいが広がりました。
【ゆで汁も使って!梅干しとろろ昆布そば】
材料 1人分
- ZENB NOODLE 1束
- 梅干し 1個(酸っぱいものを使う)
- とろろ昆布 5g
- みつば 2本
- うすくちしょうゆ 適量
- 酒 適量
作り方
① 小鍋に水3カップを入れ火にかけ、沸騰したらヌードルを加えて6分間茹で、うすくちしょうゆ、酒を加えて味を調える。
② 器に良そう、とろろ昆布と梅干をのせ、2~3cmにきった三つ葉を散らす。
お鍋に入れるときにヌードルを半分に折って入れると、スープがよりしみておいしくなります。ほっとするやさしい麺で、お酒を飲んだあとにもよさそうでした。
細麺なのでゆで時間が6分というのは少し長いのではと思いましたが、この時間茹でることでもちもち感が出ておいしくなります。トマトソースはもちろん、オリーブオイルとの相性もいいので、アーリオオーリオやナンプラーをプラスしてのエスニックなど、バリエーションは様々。このヌードルに合わせてソースも発売されたので、まずはそちらを試すのもいいかもしれません。茹でていると豆の香りが広がり、改めて黄えんどう豆だったんだと感じました。
今回、ヌードルを黄えんどう豆で作ることにしたのは、主食となる糖質だけでなく、食物繊維やたんぱく質も含まれていること、遺伝子組み換えの原料がないことが、タンパク質だけでなく、主食になる炭水化物も含まれていることが理由だったようです。2018年に発表された「ミツカン未来ビジョン宣言」で示されている「人と社会と地球の健康」「新しいおいしさで変えてゆく社会」を実現していく取り組みは、今後も新たな食生活を提案し続けてくれそうです。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
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