体が変わる!?アスリートが取り入れている「ヨガ&フード」♯空手 清水希容選手
ランニングやゴルフなど身近なスポーツを楽しむためにも、ヨガが役立つことをご存知でしたか?プロのアスリートも日常のトレーニングに取り入れているヨガ。体幹を鍛えたり可動域を広げたりと、スポーツをするうえで役立つポーズを教えてもらいました。
メンタル&フィジカル強化はヨガや呼吸法の助けを借りて
「ヨガを始めたのは、呼吸のために通っていた治療院の紹介がきっかけでした。空手の形(かた)は上下運動やスピード感など動的な要素が多いのですが、バランスを保つのも大切。ヨガを行うことでバランス力やキープ力が高まり、関節の可動域も広がったように思います。また、今までは故障も多かったのですが、体を徐々に温めて状態を上げていくことができるようになり、その日のコンディ ションも把握できるようになりました。トレーニングで何より大切なのは積み重ねていくこと。ヨガや呼吸法を組み合わせながらコツコツトレーニングを続けることで、技のレベルを上げることができるのだと実感しています」
「毎日ヨガを取り入れることで、身体を使う“深さ”と“可動域”に幅が出ました」
ー 清水希容選手
training 1:基本の形
「立ちや蹴り、突きは空手の基本となるもの。初心に帰って行う、大切なトレーニングです」
週に6日のトレーニングの中で欠かさないのが、空手の基礎となる動き。基本を見直し、繰り返すことで技術の底上げにつなげています。体幹を意識し、特に股関節をしっかりと動かしています。
training 2:「体の軸をブラさずにしなやかな動きを実現する、2種類の体幹トレーニングがルーティンに!
仰向けの体幹トレーニング
ハーフポールを2本つなぎ合わせ、その上で仰向けになって行う体幹トレーニング。左右の軸を意識することで、バランス感覚を要する動きもしなやかに。呼吸も意識しながら行うのがポイント。
バランストレーニング
空手の演武で大切な上下運動やスピード感は、まずは軸=体幹がしっかりしていることが重要に。半円のポールで不安定な足場をつくり、その上でバランスポーズをとることで、より体幹に効かせます。
training 3:ダウンドッグ
「ウォーミングアップでは必ずダウンドッグを行い、全身の伸びを感じながら体の状態をチェックします」
体のコンディションチェックにもなるダウンドッグやブリッジは、トレーニングにも積極的に取り入れているヨガポーズ。左右差やどこまで深く体を動かすことができるかを見極められるので、日々、自分の体の微細な変化に気づけます。
FAVORITE FOOD&ITEM
パワーフード
「試合当日は食事を摂る時間がないこともあるので、前日は炭水化物を意識して摂取。普段の2倍は炭水化物を摂りたいのでカレーを選ぶことが多いです。お気に入りはポークカレー!」
チートフード
「試合後は、ご褒美とエネルギーチャージも兼ねてビーフステーキを食べることが多いです。甘いものが食べたいときは、あまり糖分を摂りすぎないように、和菓子を少しだけ」
アイテム
「トレーニングに欠かせないストレッチポールは短いものを2本使い。遠征にも持ち運びやすくて◎。練習後はアロマや入浴剤を使ってリラックスモードへと切り替えるようにしています」
教えてくれたのは...空手 清水希容選手
1993年生まれ、ミキハウス所属。全日本空手道選手権7連覇、2011年から9年連続で全日本空手道連盟ナショナルチームメンバーに選ばれている。東京オリンピック形女子内定選手。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
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