LIFESTYLE
知らないことが罪になる。パーム油について知っておきたいこと
赤道に沿って広がる熱帯雨林は、世界の森林の40%を占めると言われています。その熱帯雨林が今減少の一途を辿っています。熱帯林減少の最大の要因のがパンなどの加工食品、洗剤、石鹸、化粧品に使用されている「パーム油」。私たちの暮らしに溢れているパーム油は、ただ使用を「控えればよい」というシンプルなことで解決できるわけではありません。
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熱帯雨林の役割
日本ではあまり馴染みの薄い熱帯雨林ですが、私たちの暮らしを持続可能なものにするためにとても重要な役割を果たしています。
- 地球の温暖化が進む: 森林は二酸化炭素を吸収し酸素を放出している。
- 異常気象の増加: 森林がなくなると、”森林は土にしみこんだ水を吸い上げ、葉から蒸発させて大気に戻す”という本来の循環が崩れてしまいます。すると地球全体の大気の流れにも影響し、異常気象に繋がる恐れがあります。
- 生態系が壊れる: 森林にはたくさんの生き物が生息しています。森林が減ることで、生き物は住む場所を失い、絶滅に追い込まれます。
- 土砂崩れや洪水などの災害の増加
熱帯雨林減少の原因のひとつ「パーム油」って?
「パーム油」とは
パーム油は世界で一番多く使われている植物油。アブラヤシの木になる「果房」と呼ばれる果実の房か、パーム油の原料になります。アブラヤシはもともとは西アフリカ原産の植物ですが、100年以上前に東南アジアに輸出され、現在はインドネシアとマレーシアを中心に各熱帯の国々で栽培されています。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
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