知らないことが罪になる。パーム油について知っておきたいこと

 知らないことが罪になる。パーム油について知っておきたいこと
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身の回りに溢れるパーム油

「私は使っていない!」と思っていても、実はスーパーに並ぶ商品の多くに含まれていると言われています。例えば、パンやポテトチップスなどの加工食品はその代表。その他にも洗濯、掃除用の洗剤やシャンプー、また石けんには主成分として含まれています。

パーム油は「パーム油」と表示されていないこともあるため、その存在を日本では知らない人も多いようです。実際の原料表示では「植物油」「植物油脂」「ショートニング」「マーガリン」「グリセリン」「界面活性剤」などと表示されていることが多くあるため覚えておきましょう。

パーム油がなぜ熱帯雨林を減少させる?

パーム油の主要生産国、インドネシアやマレーシアは、地球で最も生物多様性の豊かな熱帯林が広がる国々。しかし、その美しい熱帯林の多くが、パーム油の原料となるアブラヤシを栽培するために大規模に火入れをし、伐採されています。

私たちにできること

Vincent van Zalinge
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パーム油をゼロにはできない

パーム油の生産が熱帯雨林減少に繋がるからと言って、パーム油の使用をやめることが問題解決に繋がるというシンプルな話ではありません。

日本では原材料としてパーム油を使用している商品は、食品から日用品まで多岐に渡ります。そしてパーム油を排除したところでパーム油のように生産性の高い油に匹敵する油脂は現在のところないそう。つまり、パーム油を今の段階で使用をゼロにするということは現実的ではありません。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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