【動画】胃もたれに食欲不振...「最近なんだか胃の調子がよくない」と感じたときのヨガ的ケア方法

 【動画】胃もたれに食欲不振...「最近なんだか胃の調子がよくない」と感じたときのヨガ的ケア方法
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磯沙緒里
磯沙緒里
2020-05-18

コロナ禍にあり心配事が増えたり、自宅で過ごして運動不足になったりする中で、胃がもたれていたり、食欲が出なかったりと、胃の調子がいつもよりなんとなく良くないと感じる方が増えているようです。今回は、ちょっと気になる胃のケア方法をヨガ的観点からお伝えします。

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胃もたれ・食欲不振の原因

胃の不快症状は様々なものがありますが、痛みや長期的な違和感を伴う場合は必ず医師の診察を受けましょう。ただ、最近なんとなく胃もたれしたり食欲が落ちていると感じる日があるとき、まずはどんな原因が考えられるでしょう?

1. ストレスによる食欲不振

脳がストレスを察知すると、消化器系に影響を受けやすくなります。私たちの脳は、ストレスを感じるとストレスホルモンの分泌を促します。これによって、胃の働きが抑制されてしまいます。逆に、腸の働きは活性化するため、下痢や便秘が起きやすくなります。他にも、ストレスを受けるとドーパミンやアドレナリン、ノンアドレナリンなどが分泌されますが、これらも消化器系の働きを低下させるといわれています。

私たちがストレスを自覚していなくても、脳は生体維持のために敏感に察知して消化器系に影響を及ぼしてしまいます。そのため、もし自覚なしに食欲が落ちていたら、今の自分は思ったよりもストレスを感じているのでは?と見つめ直すチャンスともいえます。

2. 胃や腸の働きが低下したことによる食欲不振

胃や腸の消化器官の働きが低下することによって消化・吸収力が低下し、胃や腸がうまく動かないために起こる食欲不振です。消化器官の働きは自律神経と密接な関わりがありますが、ストレスや疲労が続くことにより、自律神経のバランスが乱れてしまいます。その結果、胃や腸の働きが低下し、胃の拡張が遅れたり、十分に拡張しなくなります。このことにより、食べ物を受け入れにくくなってしまい、少ししか食べていないのにお腹がいっぱいになったり、お腹がすかなかったりします。

現在、外出をできるだけ控え自宅で過ごしている方は、急に身体を動かさなくなったために、胃腸の動きが低下している可能性も考えられます。

また、これから暑くなるにつれて注意が必要なのが、夏バテや水分不足で消化器系への血液の循環不足によって胃腸の働きが鈍ることによる食欲不振です。

3. 運動不足と食べ過ぎによる胃もたれ

自宅で過ごしている方に特に多いのが、運動不足により胃腸の動きが低下しているために起こる胃もたれです。胃のぜん動運動など胃の働きが低下してしまうことで、食べた物を消化するのに時間がかかったり、苦しい状態がしばらく続いたりします。

また、免疫力を落とさない自己流の対策としてたくさん食べようとする方も増えており、運動不足の状態で食事の量だけが増えて胃がもたれている場合も多いです。免疫力を落とさないためには、食べ過ぎは逆効果です。腹八分目を心ががけ、消化の負担をかけすぎないことを心がけましょう。

以上の3つ以外にも、病気が原因の場合や薬の副作用など、様々な原因で食欲不振や胃もたれは起こります。上記3つの原因に心当たりがあり、症状が軽く、長期的に続いていない場合はケアをしてみましょう。

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撮影協力 TRAM YOGA STUDIO



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