そのむくみの原因は?ヨガポーズを取り入れたタイプ別むくみ解消法
人の体は60%が水分でできています。そして、体内の水分バランスが乱れることでむくみが起こります。むくみは、美容に敏感な女性にとって大きな悩みの種であり、むくみから解放されたい!という理由でヨガをしている人もいるのではないでしょうか?ここで、主な原因を再確認すると共に、タイプ別むくみに効果的なヨガポーズを紹介します。
むくみの原因&解消法
むくみの原因を大きく3つのタイプに分けてみました。解消法と合わせてチェックしてみましょう!
1.塩分・水分摂り過ぎタイプ
むくみの一番の原因は、塩分や水分の摂り過ぎです。インスタント食品をストックするのもいいけれど、手軽な反面、塩分が多く含まれています。体は、塩分過多になると、体内の塩分濃度を正常に保つために、水分を溜めて薄めようとします。その状態が続くことで、むくみが取れなくなるのです。また、塩分と水分の摂り過ぎはセットです。塩分を控えることで水分の摂り過ぎを防ぐことが可能です。
塩分摂り過ぎタイプの解消法
手軽な食事が多い人は、気づかないうちに塩分過多になるケースがほとんどです。第一に食生活の見直しを!その上で、余分な水分を排出しやすい体づくりが必要。ポイントはリンパ節への刺激です。ヨガポーズでは、鼠径部を刺激するマラ―サナ(花輪のポーズ)、アーナンダ・バラーサナ(ハッピー・ベイビーのポーズ)がおすすめです。ワイドスクワットのようなイメージです。
2.運動不足タイプ
デスクワークで座りっぱなしや、身体を動かすことが少ない人は、下半身にむくみを感じることが多いようです。これは、動きがないことで下半身の大きな筋肉が固まったため。ポンプ作用が弱まり、体内の巡りが悪くなることが原因です。血流もリンパの流れも滞り、行き場を失った水分がむくみを引き起こします。
運動不足タイプの解消法
座りっぱなしはもちろん、立ちっぱなしも同様にむくみを引き起こします。同じ姿勢が続く時には、意識して体を動かしてあげましょう。特に下半身、腿、お尻、股関節回りにアプローチする動きを取り入れてみて!下半身の大きな筋肉を使うことで体が温かくなり、冷えの改善にもつながります。ヨガのポーズでは腿、鼠径部、腰回りにアプローチして血行を良くする、アンジャネ―ヤ―サナ(三日月のポーズ)、ハイランジがおすすめです。
3.過度な運動・疲労溜め込みタイプ
激しすぎる運動による筋肉疲労もまた、原因の一つです。むくみの解消に効果的なのはあくまでも適度な運動です。苦しいのを我慢して頑張り過ぎると、体内に疲労物質が溜まり、逆に血流が悪くなることも。老廃物がうまく排出されず停滞してしまうのです。また、特に激しい運動をしていなくても、疲れを感じた時には同様の疲労物質が溜まり、むくみに繋がります。
疲労タイプの解消法
とにかく、疲労を溜め込まず、取り除くことが大切です。ハードに体を動かしたい時には、疲れが残らないように念入りなウォーミングアップ、クールダウンのストレッチを忘れずに。また、疲れたな…と感じた時も同様です。疲労物質を溜めないように、ストレッチやマッサージをしましょう。ヨガのポーズなら、全身のストレッチになる、アドームカシュヴァーナーサナ(ダウンドッグ)がおすすめです。足踏みしたり、交互に足を高く上げたりすると更にストレッチ効果が高まります!
ため込まない努力を!
むくみの原因は、今回取り上げたこと以外にもまだまだあります。特に女性はホルモンの影響を受けることも多々あります。原因がどうであれ、大切なことは余計なものを溜めないということ。その日のむくみはその日のうちに手放す努力をしましょう。適度に体を動かし、ヨガポーズも取り入れることで、体も心も心地よくスッキリできるはずです。
ライター/須藤玲子
2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にフィットネスクラブ、ホットヨガ、ヨガスタジオ、オフィス出張など多くの場でレッスンを実施。リストラティブヨガからパワーヨガまで、静と動のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと同様にアロマを伝える活動も行なっている。RYT200取得/フェイシャルヨガTT/骨盤底筋トレーニングヨガTT/リストラティブヨガTT/NARDアロマアドバイザー/yuica日本産精油スペシャリスト/Instagram@reiyoga.reikosudo
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