昔の女性はできていた!月経血コントロールで得られる変化とは

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昔の女性はできていた!月経血コントロールで得られる変化とは

月経による不調を楽にする理由

骨盤底筋が衰えると、支えられている臓器が垂れ下がった状態になります。そうすると、正常に機能しなかったり、骨盤まわりの血流が悪化したり、また子宮が凝り固まって、さまざまな不調が生じます。骨盤底筋を柔軟にして子宮が正しい位置で機能すれば、ホルモンバランスが整い月経痛から解放されます。また、月経前のイライラや落ち込みといったPMSの症状もホルモンバランスと関係し、具体的には月経の約2週間前に分泌が盛んになるプロゲステロンの過剰バランスが原因と思われます。実は、月経血コントロールでは、骨盤底筋を動かすことで、身体的なリラックス効果だけでなく、心理的変化も期待できます。つまり、子宮は本来意識しにくいものですが、骨盤底筋が柔軟になって、子宮が正しい位置でちゃんと機能していると強く意識することで、瞑想時と同じく雑念が排除され、鎮静作用のあるエンドルフィンと精神安定を促すセロトニンの分泌が活発になり、自律神経が安定します。リラックス状態になると、ホルモンの調整がしやすくなるのです。そうすれば、エストロゲンとプロゲステロンのバランスが整い、PMSがなくなるというわけ。さらには、骨盤底筋トレーニングにより正常化された子宮の相乗効果で、PMSの根本治療になると考えられます。
月経不順も、やはりエストロゲンとプロゲステロン、そしてこれらの分泌に関わるFSH、LH(※)のバランス改善がカギです。いまのところ西洋医学では、月経による不調には対症療法しか手立てがなく、根本的な治療は難しいとされています。しかし、月経血コントロールをきっかけに、体が本来持っている機能を呼び覚ますことで、健全な心身を取り戻せる可能性は高いはずです。

※FSH(Follicle Stimulating Hormone)=卵胞の働きを促して、エストロゲンを増量させるホルモン
※LH(Lutenizing Hormone)=排卵を促すホルモン

Text by Ai Kitabayashi
yoga Journal日本版Vol.28掲載

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