息するだけで疲労回復|自律神経を整える簡単な「呼吸法」とは

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息するだけで疲労回復|自律神経を整える簡単な「呼吸法」とは

石上友梨
石上友梨
2019-12-23

みなさん、クンバカ呼吸法を知っていますか?クンバカは「息を止める」という意味です。副交感を刺激し、リラクゼーション効果や疲労回復、身体を暖める効果がある呼吸法です。寒い冬にもオススメの呼吸法ですので、気になる方は、一緒に取り組んでみましょう。

クンバカ呼吸法とは?

ヨガにはたくさんの呼吸法があります。ヨガの呼吸法はプラーナヤマと呼ばれます。プラーナとはサンスクリット語で、「生命エネルギー」を意味します。私たちは呼吸によって生命を維持しています。生命の源である呼吸をコントロールすることで、私たちの身体には様々な変化が生まれます。

クンバカ呼吸法は、「息を吸い上げて止める」呼吸法です。息を吸って、止めて、息を吐くという呼吸法です。

息吸い上げて止めているとき、横隔膜に力が入り、お尻の穴をキュッと締めていきます。お尻の穴を締めることで、骨盤が下から支えられます。そして、深い呼吸によって横隔膜が下がり、腹圧が高まることで内臓が刺激されます。「腸は第二の脳」とも言われるほど、重要な臓器です。自律神経や脳と密接な関係があり、相互に影響し合います。

クンバカ呼吸法の効果

腸の働きを良くすると自律神経が整いやすくなり、自律神経が整うと腸の働きが良くなると言われています。また、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の脳での分泌に、腸内環境が関係しているのではないかといわれています。セロトニンはうつとも関連しています。セロトニンが不足すると、寝つきが悪くなったり、疲労感、気持ちの落ち込み、イライラ、やる気の低下などの症状につながります。

また、息を止めることで、自律神経のバランスを整えることにつながります。私たちは、ストレスを感じると呼吸が浅くなり、息苦しさを感じたり、呼吸が速くなったり呼吸パターンが変化します。息苦しいからと、息を吸う回数や量が増えることで交感神経が活性化し、不安や緊張が強くなります。不安や緊張を感じると、余計呼吸が浅くなり、息を吸う量が変化します。

自律神経のバランスを整えよう

このように呼吸パターンの変化による悪循環が起こっているとき、クンバカ呼吸法が有効です。あえて、息を止めることで、息を吸う量を抑え、自律神経のバランスを整えることができます。気持ちが落ち着き、不安や緊張が軽減します。

クンバカ呼吸法はなるべく鼻呼吸で行いましょう。なぜ、口呼吸より鼻呼吸が良いかと言いますと、口呼吸にはデメリットがたくさんあります。例えば、口呼吸では、体内の二酸化炭素量のバランスや自律神経のバランスが崩れやすくなります。詳しくは以前の記事で紹介したのでこちらをご参照ください。

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