親しい人が「うつ病」になったら?知っておきたい症状と対応方法

 親しい人が「うつ病」になったら?知っておきたい症状と対応方法
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南 舞
南 舞
2019-12-13
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うつ病の人に出会ったら

1.十分に休むよう伝える

うつ病の人に大切なことは、とにかく休むこと。休むことに罪悪感を感じてしまいがちなのですが、休むことが何よりも回復への近道です。もし周囲の人にうつ病の人がいたら、休むように伝えてあげると良いでしょう。

2.病院に行くことを進める

心療内科・精神科というと、「行きづらい」「敷居が高い」というイメージを持たれがちですが、今は通いやすい雰囲気の病院の方が多いので、それもあって最近では様々な年代の受診率も増えてきています。一人で行くのが抵抗がある場合は、家族など身近な人と一緒に行ってみることを勧めてみても良いでしょう。病院では、お医者さんの診察によって薬を処方してもらえたり、状態によってはカウンセラーとカウンセリングをしていくこともできます。

3.アドバイスや励ましの言葉には気をつけて

もしあなたが生徒さんから症状のことやうつうつとした気持ちを話されたら、「何とかしてあげないと」という気持ちになる人もいるでしょう。ですが、うつ病の人にとって、良かれと思ったアドバイスや励ましの言葉が裏目に出てしまうこともあります。無理に何か言葉を掛けようとしなくても、「うんうん」とうなづいてあげたり、「大変だったね、辛かったね」とか「何かできることがあったらいつでも言ってね」など安心できる言葉をかけてあげると良いでしょう。

メランコリー型うつ病も非定型うつ病も多少の違いはありますが、基本的には同じ対応で大丈夫。うつ病と聞くと「どうやって対応したらよいか…」と悩むこともあるかと思いますが、無理に何かしようとしなくても、話を聞いてあげることだけでも十分なのです。あなたの対応によって安心できる生徒さんがいるかもしれません。できそうなことから実践してみてくださいね。

ライター/南 舞
臨床心理士。岩手県出身。多感な思春期時代に臨床心理学の存在を知り、カウンセラーになることを決意。大学と大学院にて臨床心理学を専攻し、卒業後「臨床心理士」を取得。学生時代に趣味で始めたヨガだったが、周りと比べず自分と向き合っていくヨガの姿勢に、カウンセリングと近いものを感じ、ヨガ講師になることを決意。現在は臨床心理士としてカウンセリングをする傍ら、ヨガ講師としても活動している。 Instagram: @maiminami831

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