「深く・まっすぐ」を理解できてる?勘違いしやすいヨガポーズのとり方
3.「腕・脚をまっすぐ伸ばしましょう」
まっすぐを意識するあまり、肘・膝を曲げないように頑張りすぎて、肘の内側、膝の裏側を伸ばしすぎていませんか?
これは過伸展(ハイパーエクステンション)と呼ばれる状態です。伸ばしすぎたからといってすぐに痛みを感じることがないので、癖になってしまう人も多いですが、伸ばし過ぎた箇所に余計な体重がかかり、関節や靭帯をいためる原因にもなります。意識して直していきましょう。
腕の場合
四つん這い、ダウンドッグ、プランクで両手をマットについた時に肘の内側の線が正面を向き、肘が内側に入っていたら伸ばしすぎです(写真左)。互いの線が向き合うように調整しましょう(写真右)。
脚の場合
三角のポーズでの前脚や、山のポーズで立つ時に膝の裏を後ろに向けて押し出している感覚があれば伸ばしすぎです。見た目には曲がっていないけれど、伸びきった感じがしないのが理想の伸ばし方です。自分で見てチェックするのが難しいので、少しゆとりを加えることを意識して微調整をしましょう。
いかがでしたか?どれもシンプルな動きですが、だからこそ良い加減を見つける必要があります。特に普段何でも頑張る傾向にある人は、ヨガのポーズでも無意識のうちに頑張ってやりすぎてしまう傾向が時折見られます。動きに少し「ゆるさ」を加えるようなつもりで練習をしてみましょう。
ライター/吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住。日本とオーストラリアでの会社員生活を経てヨガティーチャーに転身。2012年より在豪日本人やローカルの人たちを対象にヨガクラスをしている他、ヨガアプリ「Down Dog」の日本語翻訳とナレーションを担当。オーストラリアのゆったりした環境の中、ヨガで日々心地よく暮らすことを心掛け、一人でも多くの人に気軽にヨガを楽しんでもらうことを目指す。RYT500取得、リストラティブヨガTT修了。Instagram:@kayoko_yo
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