POSE & BODY
股関節を柔らかくするための秘訣「腸腰筋の硬さ」を克服する方法|理学療法士がアドバイス
ヨガ歴が長くてもお悩みの方が多いのが、「股関節の硬さ」。その原因の一つとなるのが骨盤周りのインナーマッスル、腸腰筋の硬さです。この腸腰筋の働きと硬さのチェック方法、そしてほぐすためのエクササイズを、理学療法士の堀川ゆき先生が教えてくれました。
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「股関節が硬い」って?
ヨガを教えていると、「股関節が硬いんです・・・」と訴える人は少なくありません。
股関節は、「屈曲・伸展・外転・内転・外旋・内旋」の6つの方向に動かすことの可能な関節です。6方向のうちどの方向に動かすことが苦手と感じるのか、またはどのヨガポーズの時に辛さやできないと感じるのかを明確にすることで、股関節の硬さの原因がある程度分かります。
身体の硬さの原因となるものには、第1にまず「筋肉の硬さ」があります。股関節の硬さの原因となる筋肉はいくつかありますが、今回はそのうちの一つである「腸腰筋」に注目したいと思います。
腸腰筋とは
「腸腰筋」(ちょうようきん)は、姿勢や骨盤の位置に関わる重要なインナーマッスルです。背骨・骨盤・大腿骨(太ももの骨)をつなぐ筋肉で、股関節の屈曲(太ももを正面に上げる動作)や、骨盤の前傾(前に傾ける)といった働きがあります。腸腰筋が硬くなると、骨盤が前に引っ張られて反り腰姿勢になり、衰えると逆に骨盤が後ろに倒れて猫背姿勢になります。
腸腰筋のエクササイズを行うことで、股関節の柔軟性が上がるだけではなく、
・脚の上げ下げがスムーズになる
・姿勢の改善
・腰痛の改善や予防
などが期待できます。本来腸腰筋は、「腸骨筋・大腰筋・小腰筋」という3つの筋肉の総称ですが、今回はまとめて腸腰筋として注目していきましょう。
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