生理周期は4つのサイクル!体に合わせた生活に整えよう【ヨガ×女性性】
女性には生理の周期があり、それによって心も体も変化しています。生理周期を知り、それに合わせて生活を整えていくことで、体調を整えやすくなります。今回は、4つのサイクルに合わせたヨガの取り入れ方をご紹介します。仕事で体を酷使している女性や、PMS・生理痛などで悩んでいる女性に届けたいヨガx女性性のお話です。
生理周期を知ろう!
生理周期とは、生理初日から次の生理が始まる前日までを1つのサイクルとして考えます。このサイクルは個人差がありますが、平均的に25日~38日であることが正常と言われています。この1回の生理周期の中で、心の状態、体の状態は絶えず変化しています。この生理周期を理解して上手に使っていくことで、ストレスなく過ごせ、また、体調を整えやすくなります。
1サイクルを4つに分けて考えよう
生理周期は25日~38日。その期間を1サイクルと考え、1サイクルを4つに分けて考えていきます。
(1)生理中
生理痛等もあり、体がだるい。そのほかにも経血漏れ等の心配で、いつもより服装や生活リズムに気を遣うため、心も体もアクティブになりづらい時期。無理をせずゆったりと過ごすように心がけましょう。肌が敏感になりやすいため、ムダ毛の処理や、ヘアカラーやパーマ等、刺激があるものは基本的に避けた方が良いでしょう。食事は、消化しやすいもの、体を温めるものを積極的に摂取しましょう。
(2)生理後~排卵前
生理中の体のだるさやむくみが取れ、体が軽くなる時期。気持ち的にもアクティブになりやすく、生理前や生理中に起こるような「我慢できないむしゃくしゃした食欲」がなくなるため、ダイエットの効果を上げるのに最適な時期。体を積極的に動かしてアクティブに過ごしましょう。肌の敏感さもなくなり肌艶が整う時期なので、新しいメイクや化粧品を試すのは、この時期が良いでしょう。
(3)排卵
引き続き体調も良く気持ち的にも安定している時期。通常サラサラしている「おりもの」が、排卵に向けて少し粘りを帯びて量も増えていきます。不快に感じる場合は、おりものシート等を活用しましょう。
(4)排卵後~生理前
体の調子、心の状態が不安定になりやすい時期。PMS(月経前症候群)で、むくみ、頭痛、腹痛、だるい、胸が張るなどの身体的症状や、イライラする、不安になる、やる気が出ないなど精神的症状が現れる時期。PMSの症状は100以上あると言われており現れる症状やその重たさ・つらさも個人差があるため、残念ながら周囲に理解してもらうのが難しい場合も多くあるでしょう。自分自身で無理をしないようにコントロールしながら過ごすことが大切です。
サイクルに合わせてヨガも変えてみよう!
心、体の状態を見ながら、行うヨガの種類や強度も変えてみましょう。
(1)生理中
リストラティブヨガやリラックスヨガなど、動きが少なく体の緊張をほどくことができるようなヨガがオススメ。体を多めに動かすヨガレッスンに参加する場合は、ヨガインストラクターに生理中である旨をしっかりと伝えて、必要に応じて軽減ポーズの指示を仰ぎましょう。肌が敏感になるので、体を締め付けず肌に優しいヨガウェアを着用するだけでも、心地よく過ごすことができるでしょう。
(2)生理後~排卵前、(3)排卵
体がアクティブに動きやすい時期なので、どんなクラスでも問題ないでしょう。チャレンジポーズ等にも積極的にトライしてみましょう。
(4)排卵後~生理前
心身共に不安定になるので、体を動かしてリフレッシュしたいという時は、アクティブなレッスン。イライラを静めたいという場合は、リラックス系のレッスンがオススメです。体調に応じてレッスンを選んでいきましょう。体がむくみやすくなるので、ストレッチやマッサージを取り入れているヨガレッスンもオススメです。
個人差があるため、上記は一般的なオススメです。自分の体と会話しながら、自分自身の心身の状態に合わせて選べるようになることが1番です。日頃から自分の体調に気を配り、体と心が欲しがっているケアを行っていきましょう。
ライター/伊藤香奈
ヨガビジネスアドバイザー、ヨガインストラクター、ヨガライター、会社員。ハワイで全米ヨガアライアンス200時間を取得後、ヨガマットブランドにて新規ヨガイベントの立ち上げや新人講師発掘オーディションのプロデュース責任者等を歴任。800人以上のインストラクターと出会い、現在ヨガ雑誌やイベントの第一線で活躍するインストラクターを数多く育成・輩出する。2017年にヨガインストラクターのビジネスサポートを行う「ヨガビジネスアドバイザー」と「ヨガライター」の活動をスタート。ヨガインストラクター向けビジネス講座を毎月開催している。Instagram:@itokana45
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く