魚のポーズの基本|腰の筋肉をゆるめ、背中の力みを手放すには
クラスでよく行うけれど、あえて詳しい説明がされないこともあるポーズのポイントや体の動かし方をご紹介。実はあらゆる基礎となる大事な動きを網羅しているので、改めて確認してみましょう。今回は腰の筋肉をゆるめ、背骨を全体をリフレッシュさせる魚のポーズ「マッツヤーサナ」。
マッツヤーサナ(魚のポーズ)
腰の筋肉をゆるめ、背骨をリフレッシュさせる
骨盤と肘を立てて背骨にアーチをつくります。日常生活で固まりがちな腰の筋肉をゆるめ、背骨全体のリフレッシュになります。
HOW TO
両手を体の下に敷き、肘から下全体で床を押して胸を持ち上げます。頭頂を床のほうへ下ろし、あごが垂直になる位置が◎。両脚は内に寄せ、つま先を伸ばして。
POINT:あごは上げすぎない・肘下全体で床を押す・足先は伸ばす
上から見ると
両腕は体の下に敷き、肩甲骨を内に寄せることで、さらに胸が気持ちよく開きます。両脚は特に内腿同士を引き寄せて閉じ、つま先まで意識を向けて。
POINT:内腿を閉じる・胸を開く・両腕を体の下にしまい込む
マッツヤーサナ(魚のポーズ)攻略のコツ
背骨をうまく反らすには
①胸を開く
膝を立てて座り、手で床を押して胸を反らして息を吸う。首の後ろが詰まらないよう注意。
②背中を丸める
手を腿裏に添え、吐く息で背中を丸める。背面をゆるめると反対の「反る」動きが行いやすくなる。
③脚を伸ばし後屈へ
反る→丸めるを3〜5回繰り返し、背骨がほぐれたらそのまま両脚を伸ばして胸を反らす。5呼吸。
脚が開いているのはNG
脚が開くと下半身の力が抜け、ポーズの力強さが失われる。
肩まわりに力が集中し、肩がすくんで首が詰まり、胸のアーチがない状態に。
難しい人は頭は下げなくてもOK
下半身は完成形と同じ状態。上半身はあごを引いて頭は起こしたまま、肘で床を押して胸を天井のほうに突き上げる。
POINT:肘で床を押す・胸を開いて後屈を深める
教えてくれたのは…柳本和也先生
ヨガ講師、udaya yoga studio主宰。バリ島でヨガに出会い、アシュタンガヨガの権威ケン・ハラクマ先生に師事。アシュタンガヨガのほかオリジナルメソッド、アサナマンダラも指導。
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