アラフォーヨガ初心者!本田ゆうすけのインド修行記【ハタヨガ実践‼︎編♯26】
太陽礼拝さえも…
お馴染みの‟太陽礼拝”も、いつもと違う方法で行われました。
一般的には、太陽礼拝は1つのポーズに1つの呼吸。吸ったり吐いたりに合わせて、12のポーズを流れるようにとっていきます。それに対してハタヨガのレッスンで行われたのは、1つのポーズに12の呼吸。ポーズを保持したままで、吸う・吐くを12回繰り返します。呼吸もややゆっくり目ですので、1ポーズあたり30秒、1セット終えるには5~6分かかったりします。先生からはこれを12セットと言われましたが、単純計算で60分以上かかる作業。60分のレッスン時間におさまらず、大体10セットで終わっていました。なかなか普段12呼吸キープすることはないですし、同じポーズを同じ流れで1時間近く繰り返すことは、これまた忍耐が必要でした。自分の体の感覚と向き合い、ポーズを深めていくにはよい練習かもしれません。こんな感じで、ハタヨガの実践クラスでは、あまりいい思い出がございません…。
もちろん先生は、本当に無理なことはさせませんでしたが、崖をよじ登りながらも山頂を目指す、という例えもわかる気がします。昔のインドでは、もっともっと師弟関係や修業要素も強かったでしょうし、無理して体を壊してしまうことも多々あったようです。
「舌の根を日数をかけて少しずつ刃物で切っていく。最終的には眉間に届くくらいまで舌を長くする」といった、苦行という表現をしてもよいようなことも、経典に載っています(^^;
苦行で思い出すのは、ハタヨガの浄化法のこと。体の各器官を洗浄して、体内環境を整える目的があります。鼻から口に管を通すスートラネティ(鼻洗浄)、塩水を2リットル飲んでから吐き出すヴァマナダウティ(胃洗浄)、などなど。苦労して鼻から管を通した後の笑顔を動画に収め、過去の記事「地獄の鼻洗浄編」にて公開中。ぜひお読みください。
その他にも、布を飲み込んで消化器官や胃を洗うもの。お尻から管を入れて腸内を洗浄するもの…。積極的にやろうとは思わないものばかり。現代に生きる私たちは、無理せず楽しみながら健やかな心身を得たいものです。
さて、ハタヨガのイメージはなんとなくおわかり頂けたでしょうか。別の機会では、同じく伝統的なヨガである、‟アシュタンガヨガ”についても書いていこうと思います。
それではまた。
NAMASTE!!
本田ゆうすけ
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