子どもたちがヨガをやるべき8つの理由

 子どもたちがヨガをやるべき8つの理由
Yoga HAWAII Magazine

ハワイのヨガマガジン「Yoga HAWAII Magazine」人気記事をヨガジャーナルオンラインが独占配信! 今回は、「子どもたちがヨガをやるべき理由」をご紹介。一男の母であり、10年にわたってハワイ各地の公私立の学校で子どもたちやティーンエイジャーにヨガを教えているブリン・カレダが教えてくれました。

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子どもたちがヨガをやるべき8つの理由

感情を自分でコントロールできるように手助けすることで、ヨガは子どもたちに本来備わっている共感性を呼び覚ます。

大人であるあなたがヨガを始めた理由は何だろうか? 柔軟性が欲しいから? 汗をたっぷりかくため? マインドをクリアにしたり、その日に起きたすべてのことを手放すために一人になりたくてヨガの練習をする人もいるだろう。

マットに立つきっかけは何であれ、おそらくあなたはヨガが人生にもたらす恵みに気づいているだろう。その恩恵をもっと早くから得られていたら、と思っているかもしれない。まさに私がそうだった。大学を卒業し、ワシントンD.C.でインターンとして働いていた13年前、自分の心や感情や身体をどう扱うかについては、16年間の学校教育よりもヨガでの学びの方がずっと大きかったと気づいた。それは大きな発見だった。私はそれまで積んできた国際関係分野でのキャリアを、より大きな使命のために捨てる決意をした。世界中の子どもたちやティーンエイジャーに、学校教育の一環としてヨガによって生きる力を育んでほしいと思ったのだ。

さあ、子どもたちと一緒にヨガの恩恵を分かちあいたくなっただろうか? ここで、子どもたちがヨガをやるべき8つの理由を紹介しよう。

1. 子どもたちにもストレスがある

子どもたちにもストレスがあるとは信じがたいかもしれないが、実際はそうなのだ。だが大人と違って、子どもたちは問題を解決するための人生経験がまだ少ない。そこでヨガが役に立つ。ストレスを感じるといつもこぶしをにぎるとか、どきどきするといった自分の身体の変化に気づいたとき、子どもたちはヨガの呼吸やポーズを練習して気持ちを切り替えられるようになる。これらのスキルによって、子どもたちやティーンエイジャーは自分でストレスをコントロールできるようになるし、人生にも役立てることができる。

2. 子どもたちには運動が必要

活発な子やそうでない子にとっても、ヨガは有酸素運動や筋力トレーニング、体重負荷運動の要素を持つバランスのとれたエクササイズとして、子どもたちの動きに変化をもたらしてくれる。また、チャレンジのしがいがありながら、非競争的な運動という点からみても、運動選手もそうでない子も満足感を得られるだろう。

3. 子どもたちは成長している

これは単純明白だ。子どもたちの身体は日々成長している。ヨガは成長期の骨を強くし、筋肉を鍛え、持久力と柔軟性を高め、さらにケガを防ぎながら子どもたちの健やかな成長と発達をサポートしてくれる。

4. 子どもたちには山のようにテストがある

子どもたちは1日あたり平均7時間を学校で過ごし、学年が上がるごとにテスト勉強やテストを受ける時間が増えていく。ヨガはテスト期間中のストレスを和らげる術となり、クラスでの集中力を高め、勉強に取り組む姿勢や持続力を向上させる。その結果はというと? 最善を尽くせるので、子どもたちもより多くの満足感が得られる。

子ども ヨガ
Photo by Yoga HAWAII Magazine

5. 子どもたちには睡眠が必要

日々成長し学び続ける子どもたちには、たっぷりの休息が必要だ。だが多くの子どもたちは十分に休めていない。勉強や電話やスマホなどで夜更かしをしている子どもたちも、ヨガによって寝付きが良くなり、深くて質の良い睡眠を得られるようになる。

6. 子どもたちはオンライン世界で生きている

現代の子どもたちは、ソーシャルメディア時代以前に育った私たちとは全く異なる人生経験をしている。スマホを使ったり、SNSにログインするたびに彼らは矛盾する情報やメディアが発するメッセージ、仲間からのプレッシャー、時にはネットいじめという新世界にさらされている。ヨガは意識的にテクノロジーから離れる時間をもたらし、自己認識や自己信頼を培うスペースを生みだしながら、外界からの影響に対処する力を与えてくれる。

7. 子どもたちには思いやりが大事

現代は以前よりも人と容易に繋がることができるため、子どもたちは幼い頃から様々なバックグラウンドや視点をもつ人々と出会う機会がある。つまり、今の世界にはさらに優しさが必要なのだ。感情を自分でコントロールできるように手助けすることで、ヨガは子どもたちに本来備わっている共感性を呼び覚ます。思いやりと共感は、子どもたちが友だちや両親、教師と健全な関係を築くために欠かせない土台だ。

8. 子どもたちも自分を知りたがっている

子どもたちも私たちと同じ人間だ。彼らだって自分が何者かを理解したいと思っている。日々学び、成長し、様々な繋がりを経験しながら、「自分探し」という大きなプレッシャーの中で生きている。そんな時、大人の私たちは、思考を鎮め、身体に意識を合わせ、呼吸を通じて平安と集中を得ようとする。そのライフスキルは子どもたちにも必要ではないだろうか?

子どもたちとヨガを練習すると決めたなら、これだけは覚えておいてほしい。子どもたちやティーンエイジャーたちはそれぞれ異なる発達段階にいる。身体的欲求と精神的欲求は年齢によって様々なので、ヨガマットに立ったらまずは確認が必要だ。大人のクラスと違って、おそらく彼らはペースや内容についてこられないかもしれない。もっと大事なのは、彼らの身体ではまだ安全に行えないポーズがあることだ。子どもの発達に応じた練習を見つけよう。子どもたちやティーンエイジャー向けに作られたクラスを探すのもいいだろう。

ブリン・カレダ
Yoga EdのCEO。一男の母であり、10年にわたってハワイ各地の公私立の学校で子どもたちやティーンエイジャーにヨガを教えている。

ヨガハワイマガジン/「8 Reasons Why Kids Should Do Yoga

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by Brynne Caleda
Translation by Sachiko Matsunami



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