ヨガの最後にシャヴァーサナを必ず行う理由

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ヨガの最後にシャヴァーサナを必ず行う理由

JOHN HANC
JOHN HANC
2017-12-25

落ち着きをもたらすシャヴァーサナ

ヨガの練習生で、ボカラトンにあるフロリダ・アトランティック大学で運動科学を教えているティナ・M・ペンハローは、シャヴァーサナには集中力を高める効果もある、と指摘している。そしてこのポーズは、不安やストレス、不眠に悩む人に有益だと主張する。

心身に多くの恩恵をもたらすにもかかわらず、いまだにシャヴァーサナを付け足し的なもの、有酸素運動でのクールダウンのヨガ版と考える練習生は少なくない。時間があればやるけれど、必須ではない。おまけに退屈だ、と。

「多くの生徒にとっては、最も楽しいポーズとは言えないでしょうね」とローゼンは言う。「でもスノードームを振ったときのことを想像してください。テーブルに置いて少しすると、雪が、家や木の上に落ちて戻ってきます」。ローゼンは、シャヴァーサナはヨガの仕上げだと言う。「アーサナ練習の間は、すべてがかき回されます。その後は鎮める必要があります。だからシャヴァーサナは練習を終えるのに適切な方法なのです」

中にはこのポーズを非常に真剣に扱っているヨガスクールもある。シヴァナンダヨガの練習生たちは90分のクラスをシャヴァーサナから始める。身体をリラックスさせ、その後の練習に向けてマインドを準備するためだ。また、神経系を活性化すると同時に過剰な刺激から守り、自然な呼吸を続けるためにポーズとポーズの間にもシャヴァーサナを取り入れ、バランスを取り戻すために、練習の最後でも再び行う。

シャヴァーサナは素晴らしい落ち着きをもたらしてくれます」と語るのは、ニューヨークのシヴァナンダヨガヴェーダンタセンター長、スワミ・サダシヴァナンダだ。「シャヴァーサナは、生徒たちがアーサナ練習で得た効果を吸収するための重要な時間です。シャヴァーサナの間に身体、マインド、精神は完全に再充電され、活性化されます」

精神面での恩恵に加え、シャヴァーサナには肉体的な効果もある。フォイヤーシュタインによると、60年代にインドで行われた研究では、定期的なシャヴァーサナの実践が高血圧に効果があったことが立証されているという。その研究では、患者たちは、約3週間“正しい”シャヴァーサナを習ったとされている(やはり、習って向上するものだというわけか!)。 このポーズを“習う”ことに対する私の不真面目な態度はさておき、シャヴァーサナでも、ダウンドッグやさらに動きの多い他のアーサナのように、正しいテクニックが要求される。

Translated by Sachiko Matsunami
yoga Journal日本版Vol.25

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