客観視が進む?ヨガと一緒にやってみたい【ジョハリの窓】とは
◆【解放の窓】を増やすには?
よりスムーズに、充実したコミュニケーションを行うために、解放の窓を増やすには、いくつかのポイントがあります。
①フィードバックを受ける
盲点の窓を狭くしていくためにできること。それは、他人からフィードバック(アドバイス)を受けることです。無意識のうちに盲点になっていることも多く、盲点をいかに意識化していくかがポイント。フィードバックを受け、盲点を知りましょう。
②自己開示をする
次にポイントになるのは、他人に隠していた自分をオープンにすること。「相手に嫌われたくない」という思いがあると、なかなか自己開示をするのをためらってしまいますよね。しかし、自己開示は相手との距離を縮めるのに実はとても有効な方法。それは、【返報性のルール】という、「相手に何かをされることと同じことを返したくなる」という心理効果が働くからなのです。相手に心を開いてほしければ、まずは自分から自己開示をしてみましょう。
③チャレンジする
最後のポイントはチャレンジすること。人は誰でも自分に対するイメージを持っていて、それから外れることや新しいことを始めようとすると、葛藤がつきもの。しかし、思い切って一歩を踏み出してみると、「実はこんなこともできたんだ!」と新しい自分を発見できるかもしれませんよ。
人間関係をスムーズにしたり、自己開発・自己診断にも役立つ【ジョハリの窓】。社会生活を送っていく中で、時折自分を客観視するということは実はとても大切なこと。いつものヨガの練習に加えて、客観視のツールとしてこのワークを使ってみると、新たな自分についての発見があるかもしれませんね。
ライター/南 舞
臨床心理士。岩手県出身。多感な思春期時代に臨床心理学の存在を知り、カウンセラーになることを決意。大学と大学院にて臨床心理学を専攻し、卒業後「臨床心理士」資格を取得。学生時代に趣味で始めたヨガだったが、周りと比べず自分と向き合っていくヨガの姿勢に、カウンセリングの考え方と近いものを感じ、ヨガ講師になることを決意。現在は臨床心理士としてカウンセリングをする傍ら、ヨガ講師としても活動している。
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