断捨離のススメ|モノへの「執着」を手放すことで起きる変化とは?
衣替えで「アパリグラハ」
5月はちょうど衣替えの季節。衣替えでアパリグラハ(執着を手放すこと)を実践すると、どのように自分のためになるか? を例えに考えてみましょう。冬物のコートやセーターを衣装ケースの奥にしまい込む前に、洋服1つ1つに執着していないか、手放せるものはないか?チェックしてみます。例えば、「これ高かったんだよ~(あんまり着ないけど)」と思った時。高額だから手放すのがもったいない、という気持ちが執着。カッコの中の気持ちは執着のない素直な気持ちです。その執着と一緒に服を手放していきましょう。そうすることで、このような学びが自分の中に残ります。
① 手元に残った服をもっと大切にする気持ち。もちろん、どんな服を持っているかもわかるので、無駄に似たような服を買うことがなくなります。
② 次に服を買おうとした時、本当に着るか?(着なかったらまた捨てることになる)という気持ちで判断することができるので、不要な服を買うことがなくなります。
③ 衣装ケースも部屋もスッキリ。片付けた~!という達成感を感じることができます。
などなど、執着を手放すことで、次の執着を生まない行動や心の充実感を感じることができます。
手放すときの恐怖心にも向き合って
アパリグラハを実践し執着を捨てることは、洋服や愛用したものとの別れ、大切にしている人間関係の別れなど、寂しさ&悲しさを伴うこともあります。その感情にも向き合うことで、「自分は本当は何を大切にしたいと思っているのか」に気づくこともあるでしょう。執着を手放すというアパリグラハの学び。日常生活の中でも実践できる場面がたくさんありそうですね。あなたが今一番手放したいと思っている執着は何でしょうか?自分の気持ちに素直になって考えてみましょう。
ライター/伊藤香奈
2012年、全米ヨガアライアンス200時間を取得。新規ヨガイベントの立ち上げや新人講師発掘オーディションのプロデュース責任者等を歴任。800人以上のインストラクターと出会い、現在ヨガ雑誌やイベントの第一線で活躍するインストラクターを数多く育成、輩出する。2017年に、セミナー講師、ヨガインストラクター、ヨガワークライフコンサルタント、ヨガインストラクター向けキャリアアドバイスセミナー講師として独立。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く