脳のトリートメント「シロダーラ」とは【スリランカ「パンチャカルマ」体験レポート ♯7】
シロダーラが終わったあとは、頭にタオルを巻かれ、3時間はそのままでいるように指示されます。シロダーラ後はボーっとした感じが続きます。2回目のシロダーラが終わった日は、眠すぎでビックリするほど長い時間昼寝をしてしまいました。
シロダーラを行った後は、できるだけ静かにリラックスして過ごすことをすすめられます。海辺を歩いて強い風に長時間あたったり、騒がしい街に出たり、パソコンで作業するようなことは、できる限り避けたほうが良いそうです。特にシロダーラ後は身体を冷やすことがNGとのことで、「エアコン」「扇風機」などもオイルをつけている間は避けるように指示があります。余談ですが、シロダーラは雨が降って気温が下がっている日は施術を中止することもあるそうです。
また、シロダーラを受ける時間は一般的に気温が上がっていく午前中から太陽が一番高い位置にくる14時頃までに受けるのがベストといわれています。シロダーラは効果が高い分、間違った方法で受けると、ひどい頭痛がしたり、眩暈がしたりという症状を引き出してしまうこともあるとのことです。きちんとしたドクターの指示のもと、受けるようにしましょう!
私はシロダーラがスタートしたあたりから、どんどん頭が働かなくなっていったように思います。それまではパソコン作業もある程度やれていたのですが、まったくやりたくないし、やろうと思っても思うように頭が働いてくれません。頭が強制的にリラックスされるようですね。そして精神的にはどんどん神経質に内向的になっていきました。おそらく五感が敏感になっていったのだと思います。プログラムの半分を過ぎたあたりから、町の喧騒や道路の砂ぼこり、空調の風が肌にあたること、色んなことに普段よりも敏感に反応して嫌だなあと感じることが増えていきました。物音が気になり夜眠るのが難しくなっていきました。
私は基本的には細かいことは気にしない、どこでも眠れるタイプです。街へ散歩しても、色んな方に話かけられるのが、煩わしく少し怖く感じるのです。普段の私は、旅先で色んな方とコミュニケーションを取るのは大好きなのですが…。私にしては珍しい反応です。パンチャカルマを受けた方の体験談で、気分の浮き沈みがあって大変だったと聞いていましたが、(これか…)とひっそり思っていました。
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