国際見本市「CES」レポート~家が健康管理する時代に!?~
家族の健康をアシストする新発想の家をハウスメーカーの積水ハウスが提案。ラスベガスで行われた世界最大の国際見本市「CES2019」にて発表されました。注目の発表内容をご紹介します。
住人の緊急事態を家が察知して救急に連絡
生活の質を上げてくれる家が2020年に販売
野菜とフルーツたっぷりの食事を摂り、ヨガやランニングなどの運動を定期的に行うことは健康的な生活の基本要素。さらに最近では、体重管理できるアプリなども登場して、健康管理がよりしやすくなりました。数字はどういった生活をしたかが如実に現れるもの。自分が思った以上に運動不足だったり、睡眠不足だったりといった状況が明確。これを元に自分に合ったよりよい生活スタイルを追求することができます。
なんと、そんな生体データ記録機能を備えた家が2020年に誕生予定なんです。「家が家族の健康をつくりだす」という新たな価値を提案するのが、ハウスメーカーの積水ハウス。創業60年を迎える老舗メーカーが立ち上げた新プロジェクトで「“わが家”を世界一幸せな場所にする」というビジョンの元に誕生したのが「プラットフォームハウス」です。いわゆるデータを記録する端末を体につけることなく、その家に住んでいるだけで、毎日のバイタルなどが管理できるように。これらのデータをもとに、「健康」「つながり」「学び」という無形資産を生み出すサービスを提供します。
第一弾としてCESで発表されたのが、「健康」に関するサービスです。例えば、住んでいる人に緊急の事態が起こったら。家が察知して担当窓口に連絡してくれる仕組み。担当者が家に連絡をして応答がなければ、救急に連絡をしてくれます。救急隊をサポートするために、ドアを自動解錠したり、そのときのバイタルデータを提供したりといった機能も想定。急性疾患を早期発見することで、早期治療につなげ、社会的な医療コストの削減や、生活の質の向上にも貢献。もちろん、日々のデータを治療や病気の予防に活用することはもちろん、体重や消費カロリーなどのデータを活用すれば運動不足の時に知らせてくれるなどといったダイエットなどにも役立てることができそう。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
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