動作に必要な運動の「文脈」とは?|理学療法士がヨギに知ってほしい体のこと

BIGSTOCK

動作に必要な運動の「文脈」とは?|理学療法士がヨギに知ってほしい体のこと

得原藍
得原藍
2019-02-01

理学療法士として活躍する得原藍さんが、ヨギに知ってほしい「体にまつわる知識」を伝える連載。第十三回目となる今回は「時間的変化による、運動の選択肢の多様性」について。

刻々と変わる環境がより運動を複雑にする

前回は、ベルンシュタイン問題についてご紹介した中で、「運動の自由度」についてお伝えしました。
「関節は限られた運動方向の中で動くけれど、その運動方向の組み合わせや、使用される筋の組み合わせまでを考慮に入れると実に多大な選択肢がある」という話でしたね。

「ベルンシュタイン問題」では、運動とその制御についての研究者であるベルンシュタインという人が提示した問題なのですが、運動に関する「自由度」「文脈」「単位」について、それぞれが複雑に絡まりあって運動が遂行されていることで制御がいかに難しいものになっているかを問うています。

ある一点に手を伸ばすだけでも、その軌道は無数である…そう考えると、私たちが普段スマートフォンを触っている動作がいかに自由度を制限するのか…自由度を奪われた身体はどうなってしまうのか…容易に想像できるはずです。

今回は、同じベルンシュタインが提示した3つの問題のうち「文脈」について考えてみたいと思います。

RELATED関連記事

facebook

Yoga Journal Onlineをフォロー

Facebookページでいいね!する