更年期の不安感!原因と乗り越えるための2つの対策


新年度がスタートし、がんばって新しい環境に慣れようと努力をしている人も多いのではないでしょうか。自分には変化がなくても、家族や周囲に変化があるならば、十分に新しい生活が始まっているといえます。そうしているうちに起こりがちなのが「五月病」です。気持ちの面では、無気力になったり不安感が強くなることがよく知られています。特に更年期は不安を感じやすいときだからこそ、不安感の正体を知り、対策ケアを知っておくことが大切です。
更年期には不安を感じやすい
先日このようなご相談をいただきました。
「40代になって日々忙しく過ごしているのですが、ふとした瞬間に漠然とした不安を感じます。これも更年期症状でしょうか? 更年期は、感情にも影響するのでしょうか。対策はありますか?」(40代女性)
生きていれば、不安に感じるタイミングは何度も訪れるもの。特に、更年期には体調だけではなく、心にも大きな変化が起こりやすい時です。更年期にはホルモンバランスが大きく変動して、脳の働きや自律神経にも影響を及ぼし、気持ちが不安定になったり、漠然とした不安感やイライラ感に悩まされることがあります。
そもそも「不安」の正体とは?
そもそも「不安」とはどういう状態でしょうか。不安は、まだ起こっていない未来のできごとに対して警戒する感情です。「人生が満足いかなくなったらどうしよう」「失敗したらどうしよう」「病気になったらどうしよう」といった思いは、誰もが一度は感じたことがあるはずです。実は、この不安という感情は、人間が生き延びるために必要な感情です。不安があるからこそ、私たちは行動を変え、リスクに備えることができます。つまり、不安は悪いものではなく、むしろ私たちをよりよい方向に導いてくれる大切な感情だともいえるのです。
ただし、その不安が大きくなりすぎると、日常生活に支障をきたす可能性があります。そこで、今回は不安と上手に付き合う方法を2つ紹介します。
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