【忙しい朝に】ちょい足するだけ!管理栄養士が教える、栄養価がグッとアップする食材とは?


朝は食欲や時間がなく、朝食を食べない方もおられるのではないでしょうか。朝食を抜くと疲れやすく集中力が続かなくなります。また、朝食は1日の代謝を上げるために必要ですので、ダイエット中には特に食べておきたいのが朝食です。ただ、朝はパパっとできて手軽に食べられるものがいいですね。今回はそんな忙しい朝にもぴったりな、簡単にできて必要な栄養素を効率的に摂れる、ちょい足し食材をご紹介します。
朝食にちょい足し!おすすめはズバリ!「梅干し」

今回ご紹介するちょい足し食材は「梅干し」です。梅干しは日本で昔から食べられている保存食ですが、実は疲労回復効果や免疫力アップ、二日酔い、ダイエットにも効果的なんです。梅干しをちょい足しするとさらに栄養価もアップする組み合わせを3種類ご紹介します。
納豆+梅干し

梅干しに含まれるバニリンには脂肪細胞を減少させる働きがあります。納豆にはビタミンB2が多く含まれていますが、ビタミンB2は代謝をアップさせる効果があるため、一緒に食べるとダイエット効果が高まります。また、納豆には食物繊維が豊富で腸内環境を整え便秘を解消させる効果も。梅干しも整腸作用の効果があるので便秘気味の方は組み合わせて食べることがおすすめです!納豆と梅干を混ぜてご飯に乗せて梅納豆ご飯のできあがり!かつお節を乗せるとカルシウムもアップできます!
ほうれん草+しらす+梅干し

ほうれん草は鉄が豊富で貧血予防に効果的があります。またしらすはカルシムが豊富で強い歯や骨を作り、骨粗しょう症の予防に効果的。梅干しに含まれるクエン酸はこのカルシウムや鉄の吸収を促進させる効果があります。ほうれん草を食べやすい大きさに切ってレンジでチンして水気を切り、しらすと梅干を和えたら立派な和え物の出来上がり!ごま油を垂らすと抗酸化作用も強化でき、うま味がアップします。
味噌+わかめ+梅干し
味噌には大豆イソフラボンが含まれ、肌や髪の毛の健康を保ってくれます。また、味噌に含まれる乳酸菌が腸内環境を整え、免疫力や代謝アップに効果があります。梅干しにはビタミンCが含まれるため、抗酸化作用で美肌にも効果的!味噌と合わせると美肌に相乗効果があるのです。わかめは食物繊維が豊富で、梅干しの整腸効果と合わさって腸内化環境をさらによくする効果があります。お椀に味噌、乾燥わかめ、梅干し1つを入れて、熱湯を注いで梅をつぶしながら混ぜると即席お味噌汁の完成!
まとめ
梅干しをちょい足しするだけで、ダイエット効果や栄養の吸収が促進される組み合わせをご紹介しました。朝食に取り入れることで、1日を元気にスタートさせましょう!

ライター/浅野いずみ
行政管理栄養士として保育園や老人ホーム等の施設衛生・栄養管理の指導に従事。その後フリーランスとして特定保健指導やダイエットプランナーとして個人の栄養や健康をサポートしている。食材の持つ力や組み合わせ、効果的な調理法についてのテーマを中心に、食べることが楽しくなるような執筆を心掛けている。
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