下半身の硬さを解消!2つの「屈曲筋に効くヨガ」
1.腕を上げたまま斜め一直線を保つ「パールシュヴァコーナーサナ」
通常は下の手を床において行うポーズですが、両手を離すことで負荷がUPし、腸腰筋のトレーニングに。手を上げることで背すじが伸び、腸腰筋も働きやすくなります。
HOW TO
1.足を大きく開き、右のつま先を外に向け、右膝を90度曲げる。右膝に右肘をおいて体を支え、左足から頭まで一直線を保つ。
2.この姿勢を保ったまま両腕を上げる。背すじを伸ばし、右の鼠蹊部に力を入れることで腸腰筋が働き、姿勢が保持しやすくなる。反対側も。パールシュヴァコーナーサナ
POINT:背すじを伸ばし、骨盤が立っていると腸腰筋が働きやすくなる。
これもOK:腸腰筋の力が弱いと体を倒せないので、その場合は少し体を起こしてもよい。
2.手の力に頼らず自力で脚を引き寄せる「ダヌーラーサナ」
股関節を曲げたり、外旋させたりするときに働く腸腰筋と縫工筋を鍛えるトレーニング。 背筋を伸ばして、頭と坐骨を遠ざけることで、腸腰筋が鍛えられます。
1.長座になり、足首を曲げる。両手で足の親指をそれぞれつかんだら、背すじを伸ばす。腰が丸まらないように鼠蹊部を引き込んでおく。
2.左膝を曲げて足を引き寄せ、できるだけ耳に近づける。頭と坐骨を遠ざけるように背すじを伸ばしておくことで、腸腰筋、縫工筋が働き、脚が開きやすくなる。反対も。
POINT:手の力で引き寄せようとせず、鼠蹊部を引き込む力を使って脚を開いていこう。
これもOK:股関節が開いていればOK。きつければ、無理に耳元まで持ってこなくていい。
教えてくれたのは...中村尚人先生
理学療法士、ヨガインストラクター。UTLにて長年ヨガの解剖学講師を担当。医療とボディーワークの融合、予防医学の確立を目指し活動中。「TAKT EIGHT」主宰。2月~アーサナアナトミカルアプローチ養成コース開催。
モデルを務めてくれたのは...ソフィさん
日本で生まれ、高校・大学時代は父の母国であるオーストラリアで暮らす。18歳でアシュタンガヨガと出会い、以来続けている。現在はモデルとしてCM、広告などで幅広く活躍中。
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