30秒でラクに、そしてキレイに座れるようになる!骨盤がスっと立つ腸腰筋エクサ
座っている時、背中が丸まっちゃってるし、お腹もたるんじゃってる・・・という自分に気づいて、スッと姿勢を正した経験はありませんか?
現代人が衰えているのは『腸腰筋』
現代人は、座りっぱなしのデスクワークや運動不足が多く、下半身の筋肉を使う機会が減少。階段ではなくエスカレーターを利用したり、その結果、特に脚を持ち上げる「腸腰筋」という筋肉が衰えやすくなっています。
腸腰筋が衰えると、姿勢の悪化や腰痛、股関節の硬さが生じやすくなります。また、歩行が不安定になり、転倒リスクが高まることも。腸腰筋は姿勢を支える筋肉のため、使えない状態=基礎代謝低下につながり、それによる体重増加や疲れやすさも不調として現れやすいとされています。
腸腰筋を意識しやすくするポイントとは?!
腸腰筋はインナーマッスル=身体の内側にあり、触ったり目で見ながら意識して動かしづらい筋肉。そのため、衰えても、鍛えられていても、現状が把握しづらいという難点があります。
その腸腰筋を意識しやすくするポイントが、なんと頭頂。高いところから何かを覗き込むように、頭頂をスッと上に持ち上げるようにするとき、自然と腸腰筋が使われ背筋が伸びやすくなります。
これを頭頂ではなく背中の筋肉を意識して背筋を伸ばそうとすると、背中周りの大きな筋肉が縮む方向に働くため、実は背筋が伸びるどころか背中全体が縮んでしまうんです。
ミーヤキャットのように、スッと目線を高くしようと頭頂を持ち上げる時、腸腰筋のスイッチが入りやすくなる!というコツを知っているだけで、トレーニング効果がアップします。
姿勢がスッとラクになる腸腰筋エクサ
このトレーニングは下腹部にも力が入るため、見た目は地味なのですが、体感的には「効いている感」がとてもあるトレーニングです。
ポイントは、前記の通り頭頂をぐっと持ち上げるような意識で行うこと。今回は仰向けの形でご紹介しますが、椅子に座った状態でも同じように行えます。
1)仰向けになる、膝を90度に曲げ、椅子に座っているような姿勢になる
2)両手を膝に当てる
3)息を吐きながら膝と手のひらで押し合いっこをする、吸って緩めるを5~10回繰り返す
手のひらで膝を押すときに、頭頂を押し上げるように意識してみましょう。エクササイズ後に椅子に座ってみると、スッと背筋が伸ばしやすい感覚が生まれているはず!
動画で確認してみる
AUTHOR
伊藤香奈
股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。
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