ティーチャートレーニング受講者に覚えておいてほしい大切なこと

ティーチャートレーニング受講者に覚えておいてほしい大切なこと
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櫻井麻美
櫻井麻美
2018-11-18

ヨガインストラクターになるときに受けるティーチャートレーニング。選び方、心構えなど、ティーチャートレーニングを受けるときに覚えておいてほしい大切なこととは?

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ティーチャートレーニングを選ぶ時に注意したいこと

現在ヨガのティーチャートレーニングにもたくさんの種類、学校があり、どこのトレーニングを受けるか迷う方も多いと思います。まず大体の人が目指すのは全米ヨガアライアンスですが、こちらも資格は同じでもいろいろな学校があって、カリキュラムの内容もそれぞれ違います。聖典の勉強を重視しているところもあれば、実践のティーチングを重視しているところもあり、理論重視もあれば、即戦力養成を重視しているところなど、様々な特色あるカリキュラムを選ぶことができます。選ぶ際にも迷ってしまいがちですが、自分がカリキュラムに何を求めているかをまずは考えてみましょう。求めるものは人それぞれ。ヨガの聖典や知識を重視する人もいれば、仕事をするためにとにかくすぐ使える知識を求める人もいるでしょう。自分が求めるものに合わせた特色ある学校選びをすることで満足度も上がるはずです。

資格を取ることがゴールではなく、そこからどうするか

資格を取ろうと思う時に、どうしても資格を取ることだけがゴールになってしまうことがあります。最初からインストラクターを目指していなければ構いませんが、インストラクターになるために資格を取ろうと思っている時には注意が必要です。インストラクターになるために資格を取ったのに、資格を取ったことで安心してしまい次の一歩を踏み出すのに立ち止まってしまうことがよくあります。ヨガの資格は手段であって目的ではありません。資格や、資格を得るための学びをもって何をするのか、自分の進みたい道を明らかにしましょう。自分のこれからを具体的に考えるのは自分にとても役に立つことです。何のための学びなのか、何のための資格なのかを自分自身でしっかり理解しておくことでより充実した時間を過ごすことができるでしょう。

講師はすべてを与えてくれる存在ではない

ヨガの特殊なところは、学びが与えられた知識だけで完結しないというところです。誰かに言われたことを覚えたり、知識として蓄えることは役に立つことではありますが、それだけではヨガの学びにはなりません。その知識をもって、どう自分に生かしていくか、どう実践するかがヨガの学びです。インストラクターにおいては、その実践から得たものを相手に伝えていく必要が出てきます。ですから、ティーチャートレーニングの講師から教わったことをそっくりそのまま生徒さんに横流しするのではあまり意味がないのです。教わった知識をもとに自分の生活の中で考え、実践し、そこから得た自分のヨガを相手に伝える必要があるのです。ですから、講師はその実践のサポート役でしかありません。講師がすべてを与えてくれるとは思わないようにしましょう。ヨガは人それぞれが持っているものです。自分で自分のヨガを見つけること、実践することに意味があります。自分で考えること、感じることに意味を見出しましょう。そこにこそ、あなたが伝えられるヨガがあるはずです。

おわりに

ヨガの学びは続いていくものです。資格を取って終わるものではありません。これからの自分の学びや実践にどんなものが必要か、自分で自分を掘り下げて考えてみましょう。どんな学びも自分の糧になるものです。自分だけのヨガを見つけられるように一歩ずつ進んでいきましょう!

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