良かれと思ってヨガしたら逆効果?頭痛別の対処法を知ろう
片頭痛と緊張型頭痛の原因の違い
片頭痛は何らかの原因で血管が拡張して神経を刺激されることによって起こります。自律神経の副交感神経が優位になるときに起こりやすいといわれます。副交感神経はリラックスしたときに優位になるので、緊張から解放されたときや寝すぎた時などに起きるケースが多いようです。
反対に、緊張性頭痛は頭の周辺や首、肩の筋肉が緊張し、血流が滞ることで起こるといわれており、自律神経の交感神経が優位のときに起こりやすいといわれます。交感神経はストレスがかかると優位になるので、ずっと同じ姿勢を保持していることで身体的ストレスを与えたり、精神的ストレスを受けた時に起こるケースが多いようです。
原因も違えば対処も違うことを理解しよう
片頭痛と緊張型頭痛はそれぞれ自律神経の副交感神経、交感神経が優位になるときに起こりやすいものです。ですから、片頭痛の場合は交感神経優位に、緊張型頭痛の場合は副交感神経優位にしてあげることが必要です。対処法が正反対だということです。
例えば、頭が痛いときに冷やして交感神経優位にした方がいいのは片頭痛、温めて副交感神経優位にした方がいいのは緊張型頭痛ということになります。
ヨガのクラスでも頭痛に効くアーサナやクラスを見かけることが多いですが、呼吸やストレッチでリラックスを促すことで効果的なケースもあれば、そうでないケースもあることに気をつけましょう。
頭痛といえど、原因によってアプローチが違ってくることを覚えておくと、役に立つかもしれません。
頭痛は、悩んでいる方も多い症状の一つです。ですが、痛みの程度や原因も人それぞれ、自己判断するのではなく、きちんとお医者さんにかかるのが大事なことです。原因がわかれば対処の仕方も教えてもらえるはずです。症状を甘く見たり、勝手に判断することなく、健やかな毎日を目指しましょう。
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