溜まった疲れは【首伸ばし】で解決。疲労のもとを排出!リンパの巡りを良くする「首ストレッチ」

 溜まった疲れは【首伸ばし】で解決。疲労のもとを排出!リンパの巡りを良くする「首ストレッチ」
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毎日忙しく過ごすなかで睡眠や食事に気をつけていても「なんだか取り切れていない疲労感」。そんな人は、身体の巡りを意識すると解決できるかもしれません。疲労回復のためにはリンパの流れを良くすることが大事。そのための首のリンパストレッチヨガをお伝えします。

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リンパにはどんな役割がある?

リンパが腫れる、リンパマッサージなど、「リンパ」という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。

身体の疲労物質は血液から排泄物として身体の外に出ていますが、リンパの中にも疲労物質が巡っています。身体には、「リンパ管」という「リンパ液」が流れる管があります。血管は心臓を中心に、身体の隅々を血液が循環できる仕組みですが、リンパ管は輪になっておらず一方通行に流れるのが特徴です。

リンパの流れがスムーズだと疲労も溜まりにくい

リンパ液は、血管から漏れ出す液体や老廃物を回収して血流に還す働きがあります。このリンパの流れがスムーズだと、疲労物質や老廃物も効率よく体外へ排出されますが、リンパの流れが滞ると、疲労物質が体内に集中しやすくなり、疲労回復の遅さやむくみの原因になることがあります。リンパ系は身体にとって下水道や浄水場のような存在とも言えるでしょう。

血液イラスト
illust AC

ヨガにはリンパマッサージの役目も

流れるリンパ液のフィルターの役割をしてくれているのがリンパ節です。リンパ節は身体の関節付近に多く存在しているため、ヨガで膝や股関節の曲げ伸ばしをすることは、自然とリンパマッサージをしていることに繋がります。

疲れたら休むのも大切ですが、疲れたら動かすを実践してみることも大事。リンパの巡りがよくなることで、疲れが軽減できるかもしれません。

リンパイラスト
illust AC

リンパの流れを良くする首ストレッチヨガ

心臓のようなポンプ機能をもたないリンパ系は、筋肉や関節の曲げ伸ばしで刺激を与えることでその流れがさらに良くなります。そしてそのリンパ液は、最終的には鎖骨付近から静脈へと戻っていきます。今回は鎖骨付近のリンパの流れを良くする、首ストレッチを紹介します。

1、楽な姿勢を取りましょう。立ったままでも座っていてもOKです。

2、自然な呼吸をしていきます。息を吸って頭を起こし、吐きながら右に倒していきましょう。頭の重さを感じながらゆったり首筋を伸ばします。

3、右手の平を左鎖骨の下に置きます。ひと息吸って、吐きながら頭を斜め後ろに引いていきましょう。先ほどよりも鎖骨から首筋の広い範囲が広がっていくのを感じます。

首ヨガ①
photo by Naoko Iwasaki

4、目線を下に移し、半円を描くように頭を右左に動かします。首の後ろ側を緩めていきましょう。

首ヨガ②
photo by Naoko Iwasaki

5、吸いながら頭をゆっくり起こしていきます。反対側もやってみましょう。

詳しい内容は、こちらの動画からご覧いただけます。

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AUTHOR

岩﨑奈緒子

岩﨑奈緒子

11年間空間プロデュースを行う会社員として過ごし、自律神経失調症を経験。身体と心に目を向ける大切さや、日常の選択は自らと向き合うことで変わることをヨガから学ぶ。睡眠に特化した「ぐっすりヨガ」の開講をきっかけに睡眠の学びを始め、現在はカウンセラーとしても活動。『ヨガ×睡眠で、出会えた方やその回りの方々の日常を平穏に守り、より幸せにすること』を目標としている。 RYT200/マタニティ・産後/チェアヨガ/スリープケアカウンセラー/更年期ナビゲーター。プライベートでは、2児+わんこのママ。



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