美しい腸は発酵食だけにあらず!居酒屋で食べるなら…「腸の炎症 」を抑える食材選びのポイントとは

 美しい腸は発酵食だけにあらず!居酒屋で食べるなら…「腸の炎症 」を抑える食材選びのポイントとは
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松田 真紀
松田 真紀
2024-10-13

何となくだるい。胃腸が重い。肌や髪の状態が良くないなどなど、体の代謝低下に心当たりはありませんか。それは腸内フローラが乱れて、軽い「炎症」が起こっているかもしれません。体の乱れは腸の乱れ。身近な腸を整える美腸活スポットが「居酒屋」。美しい腸は発酵食だけにあらず。こんなメニューがおすすめです!

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老化の根源「炎症」を防ぎ、若い腸を。太りにくい体の条件。

「ダイエットは腸で決まる」

腸の環境を整え、善玉菌が優位な状態を保つには、食物繊維や発酵食品などを摂取するだけでは不十分。

腸は毎日の食べ物を消化・分解する過程で、腸内フローラを見出す悪玉菌を増やす有毒な「活性酸素」が排出されます。

特に、牛肉、豚肉、乳製品などの飽和脂肪酸を多く含む動物性脂質は分解される段階で大量のアンモニアなどの毒素が排出されます。

この毒素は、「活性酸素」。

活性酸素は鉄がさびつくように細胞や内臓、腸に負担をかけ、酸化という「炎症」を起こします。これらが進むと機能が衰え、代謝が悪くなります。これが老化です。代謝が悪くなると太ります。加齢と共に太りやすくなるのはこのようなメカニズム。

また、活性酸素は、腸内に炎症を起こし、悪玉菌を増やしてしまいます。これによって成長ホルモンの分泌が衰えて、不眠、肌荒れ、そして便秘のにもつながります。

つまり腸の炎症を抑えることが、体を若々しく保つポイントとなります。

居酒屋は「抗炎症」メニューの宝庫!「赤・黄・緑」の3食を選ぶ!

幸い、居酒屋にはこの炎症を抑えるメニューが豊富なんです。

抗炎症食材の見分けかたは簡単。

「赤」 「黄色」 「緑」 三つの色が目印です。

①赤食材・・・栄養素「アスタキサンチン」「リコピン」「カロテン」

サーモン、エビ、 カニ、いくら、トマト、パプリカ、ビーツ、にんじん など

②黄食材・・・「ビタミンC」

レモン、グレープフルーツ、ゆず、など

③緑食材・・・「カロテン」「葉酸」「ビタミンA・C・E」

ブロッコリー、アボカド、ほれんそう、小松菜、アスパラなど

いかがでしたか?

次回は「居酒屋で若返りフルコース」メニューをご紹介します。

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AUTHOR

松田 真紀

松田 真紀

1972年、兵庫県生まれ。管理栄養士。日本抗加齢医学会認定指導士。アスリートフードマイスター3級。女子栄養大学卒業。株式会社バードワークス代表取締役。1994年、明治乳業株式会社入社。その後、電通など広告代理店勤務を経て、2014年、スポーツと健康に特化した「食プロデュース」を行なう株式会社バードワークス設立。自ら18才から15年以上20kgの体重増減、摂食障害に。苦しいダイエット生活の末辿り着いた、外食、コンビニ、レンチン、OK!ラクして食事を楽しむダイエットを提案する管理栄養士として300以上の施設団体など多方面で活躍中。著書『居酒屋ダイエット』(三笠書房)。趣味はトライアスロン、100kmウルトラマラソン、フルマラソン、全米ヨガアライアンス200習得中。



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