MEDITATION & MIND
何かを追い求める毎日から抜け出そう|ヨガの教えから考える
現在主流となっている体を動かすハタヨガはヨガの一部でしかありません。ヨガのゴールは、いわゆる悟りと呼ばれるモークシャです。では、モークシャとはいったい何なのでしょうか?
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人が求めるもの、プルシャアルタ
ヨガの聖典「ヴェーダ」によると、私たち人間はすべて幸せになることを目的に毎日を過ごしていると説かれます。いろいろなことをしていながらも、最終的にたどっていくと結局は幸せになるためだというのです。そして現世で幸せを得られなかった場合、来世に生まれ変わるともいわれます。輪廻転生の考えで、私たちは幸せを得るまで永遠に生まれ変わりを繰り返し、この世界にあらわれると考えられます。ここでいう“幸せ”がヨガのゴールであるモークシャにあたります。つまり、モークシャを得ることによって幸せを理解し、輪廻転生のループから抜け出せるというのです。
「ヴェーダ」では、私たち人間が求めるものをプルシャアルタと呼びます。それは4つに分けられ、アルタ・カーマ・ダルマ・モークシャと呼ばれます。私たちはしばしば“幸せ”を勘違いしています。本当の“幸せ”であるモークシャを求めていることに気づかず、見せかけの幸せを求めて人生を終えることもあるのです。その見せかけの幸せが、プルシャアルタの内のアルタ・カーマにあたります。
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