40代からの【垂れバスト悩みに】上向きバストをキープ!座ったままできる「肩甲骨押し出し運動」
ダイエットでお腹や腰の肉が落ちるのはうれしいけれど、落ちて欲しくないのがバストです。座ってできる簡単トレーニングで、上向きバストをキープしましょう。
加齢で胸は垂れていく
お風呂上がりや下着姿の自分を見て、若い頃に比べてバストの位置が下がったと感じることはありませんか? 胸だけではなく、私たちは年を重ねるにつれ体のラインがゆるんでいきます。女性のバストは思春期以降から成長し、30代や40代頃になると胸の上部や下部がたるんできます。
胸が垂れてしまう主な要因
・ホルモンバランスの変化や乱れ
バストそのものというよりは、胸の皮膚の弾力が失わてしわやたるみができてきます。その結果、見た目にバストの張りがなくなってきたように感じます。
・産後の授乳によるもの
バストの内部にはクーパー靭帯という組織が存在します。授乳期には一時的にバストが大きくなりますが、この時にクーパー靭帯も大きく伸びています。授乳期を過ぎるとサイズは元に戻りますが、靭帯は一度伸びると元には戻らない組織なので、バストの張りがなくなったように感じます。
・サイズの合わない下着を着けている
サイズの合わない下着をつけたり、長時間下着をつけていないと、クーパー靭帯に負担がかかり伸びてしまいます。
日常生活でバストをキープする工夫を
・女性ホルモンのバランスを整えるような食生活を意識する
・その時の体型に合った下着を着ける
・正しい姿勢をキープする
・バストを支える筋肉が衰えないように、胸周りのストレッチをする
バストアップのために意識したい前鋸筋
バストアップに関連の深い「前鋸筋」に注目してみましょう。前鋸筋は脇下にある筋肉で、肋骨と肩甲骨をつないでいます。腕を前に押し出したり、肩甲骨の位置を安定させる役割があります。
また、前鋸筋はバストを横から支える役割もあるので、ここを鍛えることでアンダーバストの引き締めにつながります。バストアップを目指すなら大胸筋と一緒に前鋸筋も動かすことでより効果が出ます。
前鋸筋を動かす「肩甲骨押し出し運動」
前鋸筋を刺激する方法はいくつかありますが、本日は座って簡単にできる方法を紹介いたします。
運動の流れ
(1) 椅子に浅めに座り、背筋を伸ばしたら両腕を真上に伸ばす。
(2) 両肘を曲げながら腕を下げる。この時に肩甲骨同士を寄せ合うように意識する。
(3) 両腕を鳥の羽のように斜め下に伸ばし、腕の付け根から外側にねじる。
(4) 両腕を体の前に突き出し、手で空気の壁を押すように力を入れる。
(5) 再び(1)~(2)の動きを行い、今度は腕全体を内側にねじる。両腕を体の前に突き出して、手で空気の壁を押す。
この動作を10~15回ほど繰り返します。その日の体の調子に合わせて、無理のない回数で実践していきましょう。
ポイント&注意事項
(4)の両手を前に押し出す際、上半身は多少丸まってもOKですが、骨盤が前後に倒れすぎないように注意してください。背中から腕全体を押し出すことで、前鋸筋をしっかり使うことができます。呼吸が止まらないように動いていきましょう。
運動の詳細は以下動画からも確認いただけます
AUTHOR
宇都宮明香
五感を潤すヨガ講師。大学時代に出会ったヨガを通じて「心と体の科学反応」の面白さにハマる。様々な分野の学びと実践を続けながら、目の前の方が日常にヨガを取り入れやすくするコツを提案している。現在は福岡を拠点にインストラクター育成講師として活動しながら、仲間と一緒にヨガスタジオ サントーシャを共同主宰中。 プライベートは釣り好きの歴女。愛する夫や娘、友人たちのお陰様で好きなものだらけの生活を満喫している。
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