【夏バテ・食欲不振に効く】腸を外側から刺激!内臓の動きを活性化する「ツイストストレッチ」

 【夏バテ・食欲不振に効く】腸を外側から刺激!内臓の動きを活性化する「ツイストストレッチ」
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夏本番。暑さのせいで身体がだるい、食欲がない、という人はいませんか? 今回はそんなお疲れの身体の内側に働きかけ、腸を元気にするポーズを提案します。座りながらできる簡単ツイスト運動で、内臓を元気にしていきましょう。

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夏はどうして身体の不調が出てきやすいの?

まずは冷たい食事の摂りすぎで内臓が冷えてしまうことが原因のひとつ。冷たい食べるものを冷房が効いた涼しい部屋で食べていると、内臓が冷えて消化機能が落ちていきます。さらに、食欲が低下すると、もっと冷たいものが食べたくなるという悪循環におちいってしまうのです。

また、入浴にも問題が。夏場は汗をかくという理由で、「シャワーだけ」の選択をしていませんか? しかし、シャワーだけでは日中活躍した交感神経を副交感神経に切り替えるためには心許なく、湯船に浸かることで切り替えができる場合があります。睡眠の質にも影響してきますので、1日の最後には夏でもぬるめの湯船に入り、ゆったりとした時間を過ごすことをおすすめします。自律神経のバランスが整って、寝ている際に免疫力を獲得することにも繋がっていきます。

夏バテイラスト
illust AC

内臓の動きを活性化するにはリラックスが大事

内臓が活発に動くのは、副交感神経が優位になっているときと言われています。ですので、疲れているときや食欲がない時こそ、リラックス時間や、身体の力を抜く時間を作って、副交感神経を優位に導きましょう。

普段力を抜くことが苦手な人は、呼吸や身体の感覚を大切にしながら生活をしてみるとよいでしょう。

リラックス写真
photo AC

内臓を刺激する「ツイスト」の効果

ツイストとは身体をねじる動作です。ツイストをするためには、身体の前側と後ろ側、両方の動きが不可欠となります。お腹の筋肉(腹筋群)と背中の筋肉(背筋群)を使うことで筋力アップが期待でき、お腹周りの引き締めや腰痛予防にも繋がります。

また、直接触れることができない内臓にも、ツイストすることで外側から刺激を与えることができます。内臓の動きが活性化すると、消化促進や便秘改善にも期待できます。

お腹写真
photo AC

食欲不振に効く「座りながらツイストストレッチ」

1、膝を立てて座り、両手を身体の後ろにつきます。

2、両膝を広めに開いて同じ方向にパタンパタンと倒して、股関節から上半身と下半身をほぐしていきましょう。

ツイスト①
photo by Naoko Iwasaki

3、膝を閉じて、上半身を起こし、体育座りの姿勢に戻ります。

4、両手の平を合わせ、右側に上半身をツイストしながら、左腕の二の腕外側を、右膝の外側にひっかけます。肩がすくまないように、背筋を伸ばして手の平は胸の前をキープしましょう。

ツイスト②
photo by Naoko Iwasaki

5、息を吸って背筋を伸ばし、吐きながら、右手の平で左手の平を押しながら、さらにツイストを深めていきましょう。5呼吸ほど続けていきます。

6、次の息を吸いながら、身体を正面に戻し、両手を解放します。息を吐きながら上半身を倒しお腹を太ももに近づけます。ゆったりと呼吸を続けながら、身体の力を抜いていきましょう。

ツイスト③
photo by Naoko Iwasaki

詳しい内容は、こちらの動画からもご覧いただけます。

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AUTHOR

岩﨑奈緒子

岩﨑奈緒子

11年間空間プロデュースを行う会社員として過ごし、自律神経失調症を経験。身体と心に目を向ける大切さや、日常の選択は自らと向き合うことで変わることをヨガから学ぶ。睡眠に特化した「ぐっすりヨガ」の開講をきっかけに睡眠の学びを始め、現在はカウンセラーとしても活動。『ヨガ×睡眠で、出会えた方やその回りの方々の日常を平穏に守り、より幸せにすること』を目標としている。 RYT200/マタニティ・産後/チェアヨガ/スリープケアカウンセラー/更年期ナビゲーター。プライベートでは、2児+わんこのママ。



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ツイスト①
ツイスト②
ツイスト③
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