肩がモコッ…盛り上がりの正体は?美しい肩のラインを手に入れる〈僧帽筋上部ストレッチ〉
薄着の季節になるとボディラインが気になりますが、特に目立つのは肩の盛り上がりではないでしょうか。そこで今回は、肩の盛り上がりの主な原因となる僧帽筋上部の筋肉の凝りをほぐしショルダーラインを美しくするストレッチをご紹介します。
肩がモコッ…盛り上がりの正体は?
首や肩まわりが開いた洋服を着ると目立つ肩の盛り上がり。肩が盛り上がっていると首が短く見えたり顔が大きく見えたりするだけでなく、体をガッチリ逞しく見せてしまうことも。
この肩の盛り上がりの正体は首から背中を覆う広い筋肉・僧帽筋(そうぼうきん)が凝って硬くなり、血液やリンパ液の流れが悪くなって老廃物が排出されにくくなっていることが理由として考えられます。
僧帽筋が凝る主な原因
僧帽筋は上部・中部・下部と3つに分けられますが、肩の盛り上がりと関係があるのは上部。僧帽筋上部は肩をすくめたり首を動かしたりする時に働くため、日頃からよく使われて疲れが溜まりやすい傾向にある筋肉です。
他にも、デスクワーク中やスマートフォン使用時などに見られる肩が前に入った姿勢の悪さや筋力の偏り、ストレスや不安を溜め込んで緊張状態が続き、肩の位置が上がってしまうことなども関係しているでしょう。
そこで今回は、僧帽筋上部の凝りをほぐしてショルダーラインを美しくするストレッチをご紹介します。床や椅子に座ったまま、簡単に行えますのでぜひやってみてください。
美しいショルダーラインを作る僧帽筋上部ストレッチ
<やり方>
1)あぐらで座ったら左手を右側頭部に添え、右腕は肩から真横に伸ばします。あぐらで座る時、左右の座骨(お尻の下のほうにある尖った骨)に均等に体重を乗せると骨盤をスッと起こしやすくなります。椅子に座る場合も座骨で座面をとらえましょう
2)息を吐きながら頭を左に倒します。左手の重さを使って無理なく首の右側を伸ばしていきましょう。右手の指先を遠くに伸ばすとストレッチがより深まります
3)2)の姿勢から顔を左斜め下に向け、右腕の位置を下げます。右腕は頭から斜め一直線を目安に下に向けて伸ばしましょう。ここでも右手の指先は遠くに伸ばし続けます
4)反対側も同様に。回数は左右各5呼吸ほど繰り返します
ストレッチをするときのポイントは肩甲骨を引き下げた状態で頭を反対側に倒すことです。肩の盛り上がりが気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
AUTHOR
高木沙織
ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。
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