第二の心臓〈ふくらはぎ〉がふわっふわに?【寝たまま、たったの30秒】だるさもとれる寝落ちポーズ

 第二の心臓〈ふくらはぎ〉がふわっふわに?【寝たまま、たったの30秒】だるさもとれる寝落ちポーズ
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湿度が高い時期。下半身、特にふくらはぎのだるさにお悩みではないでしょうか?この時期は心臓にも負担がかかりやすく、血管年齢を意識するためにもふくらはぎの状態を整えることが大切です。でも、蒸し暑い時期に運動するのはちょっと…。今回はそんな方におすすめの寝たままできるふくらはぎセルフケアをご紹介します。

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ふくらはぎは第二の心臓

イラスト 筋ポンプ作用
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ふくらはぎは心臓から送り出されて体中を巡った血液を心臓へと送り戻す働きをしているため、第二の心臓と呼ばれています。このポンプのような働きのことをふくらはぎの筋ポンプ作用と言います。筋肉が収縮する時に静脈に圧力がかかることで効率的に血液は心臓に戻っていくため、ふくらはぎの状態が良ければ心臓の負担は減らせます。

人間は2足歩行のため、7割もの血液が足に溜まりやすい構造になっています。前述した筋ポンプ作用が働いていれば問題ないのですが、ポンプ機能が弱まると重力に逆らって血液を心臓に戻しにくくなり、血行が悪くなることで血液や余分な水分がたまり体はむくんでいきます。特に、湿度が高い時期は東洋医学で言うところの湿邪=過剰な湿気が体内に留まり余分な水分をためこみやすい時期なので、梅雨時はふくらはぎの状態を気にかけておきたいです。

ふくらはぎの筋肉

イラスト:イラストAC
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ふくらはぎのヒラメ筋腓腹筋(ひふくきん)まとめて下腿三頭筋と言います。下腿三頭筋はつま先立ちをする作用があり、足首の動きに関わりながら直立姿勢の安定・歩行・ジャンプなどの日常動作で働きます。

筋肉の動きをよくしたい時は一方向に伸ばすだけではなく縮めることも大切です。伸び縮み両方できることで筋肉は活性化されるため、ふくらはぎの場合は足首の曲げ伸ばしや足首まわしが簡単な上、とても有効です。そして、筋肉を整えたい時は筋肉の付着部分をほぐすこともポイントになります。

今回ご紹介するセルフケアを行えば足首に加えて膝裏もほぐせるため、膝裏リンパ節にも刺激が入り老廃物を流しやすくなりますよ。

寝たままふくらはぎセルフケア

仰向けになりふくらはぎを心臓より高く上げてふくらはぎの筋肉をマッサージしながら筋肉を動かすことでふくらはぎがスッと軽くなりふわふわになっていきます。手も使わないのでマッサージをして逆に手や腕が疲れたなんてことにもなりません。お休み前に30秒、ふくらはぎを整えてそのまま寝落ちしてくださいね。

<やり方>

ふくらはぎケア
photo by Yukari Takayama

1)仰向けで両膝を立てる。右足首を左膝の上に乗せて、右足首をくるくる回す

ふくらはぎケア
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2)左膝の上で右足首から膝裏までのふくらはぎを滑らせる

ふくらはぎケア
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3)左膝の上に右膝裏を乗せて、右足をパタパタ動かす

4)反対側も同様に行う

▼ 詳しい動きを動画で確認したい方は、こちらからどうぞ ▼

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高山ゆかり

高山ゆかり

ヨガインストラクター。【姿勢と自律神経を整え健やかに】 をコンセプトに活動。長年の運動不足により体調を崩したことをきっかけにヨガを始める。ヨガに筋膜リリース、ピラティスを取り入れることで硬かった体がほぐれ、インストラクターの資格取得に至る。福岡市内のスタジオ、自宅にてヨガレッスンを行う。RYT200/チェアヨガ/ピラティスインストラクター/アロマテラピー検定1級。プライベートでは2児の母。



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