〈頭の位置〉が首への負担になっている…あなたのガチガチになった首をほぐす方法2選
みなさんは日々どのくらいの時間、パソコンやスマートフォンと向き合っているでしょうか。そのときの頭の位置、意識できていますか?
驚きのパソコン平均利用時間
仕事をする上で欠かせないものと言えば、パソコンです。総務省の調査によるとパソコン利用時間は、30代の一日平均約4時間、20代では約5時間とあり、かなりの時間を費やしていることが分かりました。さらに、スマートフォンを触っている時間を含めるとプラス3時間程度。長い方だと一日に約7~8時間も液晶画面を見ている可能性があります。
これほどの時間を画面の前で過ごしていると体のあちこちに不調が起きてしまうのも仕方ないことだと感じますよね。パソコンやスマートフォンを見すぎて頭が痛くなったことがある方も多いのではないでしょうか。
画面の見すぎで頭が痛くなる本当の理由は…
頭が痛くなった原因は液晶画面を見すぎたからだと思うかもしれませんが、本当の原因は首の筋肉の凝りから来ている場合もあります。私たちの頭の重さは平均して約5キロあると言われていますが、この重さは頭が本来あるべき位置にあってこその重さです。
パソコンやスマートフォンを見ている時、気付くと頭が前に出て首がまっすぐになっているストレートネック状態になっていないでしょうか?頭が30度前に出ている状態だと約18キロの負荷、45度でなんと約24キロの負荷が首にかかっていると言われています。この状態が続いて首が凝らない方が不自然ですよね。私たちの首は必要以上に重くなっている頭を支え続けてくれているのです。
とは言え、いきなりパソコンやスマートフォンから離れることは現実的ではないですし、姿勢を正すことも難しさを感じるときがあるでしょう。そうであれば、硬くなっている首の筋肉を緩め血行を一時的に促進させてあげることが大切です。これから冷房などで冷えやすくなる部位でもあるので覚えておいてくださいね。
頭痛&ガチガチ首こり改善エクササイズ
<やり方>
1)楽な姿勢で座ります。背筋がまっすぐ伸ばせていればOKです
2)両手を重ね、左胸の上に添え、息を吐きながら頭を右へ倒しましょう。左肩と頭頂で伸び合うようなイメージで3呼吸ほど繰り返します
3)終わったら、反対側も同様に行います
4)次に、左手の甲を腰側に添え、右手は左のこめかみに添えます
5)息を吐きながら頭を右へ倒しましょう。左の首筋が気持ちいいと思える角度でキープします
6)3呼吸ほどキープしたら腕を入れ替え、反対側も行います
梅雨時期などにもオススメ
雨が多い時期や気圧の変化が大きいときなど、どうしても頭痛を感じやすくなる方も多いでしょう。今回のエクササイズやっただけで頭痛が改善されるとはとは言い切れませんが、やっておいて損はありません。首の可動域が狭まっていかないように、日頃から首の筋肉を緩める時間を作ってあげてくださいね。
AUTHOR
古賀奈津美
商社のサラリーマンをしていた頃に運動不足解消のために始めたヨガと出会う。ヨガを始めて半年後にRYT200を取得。週末のみ活動するインストラクターから、フリーランスのヨガインストラクターへと転身。常温ヨガ、ホットヨガ、溶岩ヨガなど様々なスタジオで指導。パークヨガやビーチヨガのイベントも実施。現在はオンラインヨガ・児童館にてママ向けヨガを実施中。RYT200取得/ヨガ解剖学基礎講座修了
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く