あこがれの開脚パカーンが叶う!開きやすくなる!お尻の深層筋トレーニング
座って脚を開く開脚では、内ももの筋肉の柔軟性ばかりがフォーカスされがちですが、実は、お尻の筋力も必要になります。お尻の深層にある筋肉をトレーニングすると、開脚パカーンが叶うかも?!
開脚は実は動きが複雑?
開脚の形になるには、解剖的にいうと股関節の外転という外側に開く動きと、外旋というつま先を外側に向ける動き、そして屈曲という股関節を曲げる動きの3つが同時に起こっています。
外転・外旋・屈曲で使われる筋肉や柔軟性が必要な筋肉はそれぞれ異なるため、開脚という動作は実はとても複雑で、多くの筋肉が関わっているのです。●●筋を柔らかくすれば開脚が楽にできるようになる、というほど単純ではありません。
その中でも、脚を開く=柔軟性と思われがちですが、実は筋力を使って脚を開くという動作を行うことも大切。今回は、開脚を心地よく行うため、脚を開くために必要な筋肉をトレーニングしていきたいと思います。
開脚に必要な筋肉とは?
それぞれの動きで、使われる主な筋肉=主動作筋はこちら。床に座って脚を開くだけでも、たくさんの筋肉が関わっています(主に動作する筋肉のほか、補助動作を行う筋肉がこのほかにも存在します)。
外転:中臀筋
外旋:腸骨筋、大臀筋、外旋六筋
屈曲:大腰筋、腸骨筋、縫工筋、大腿直筋、恥骨筋、大腿筋膜張筋
たくさんの筋肉が関わっている中でも、開脚のポーズを行う時に多くの人が弱っている・使えていない筋肉は、お尻の深層にある外旋六筋やお尻の筋肉、大臀筋です。
お尻を使って開脚が心地よくできるように、トレーニングしていきましょう!
▼早速やってみよう!
1)右脚は体の前に倒し、左脚はつま先を真横に向けて膝を立てる
2)右肘を肩の下につき、体を倒す
3)右膝と左脚裏で床を押して、お尻を持ち上げる
右膝で床を押すことで、お尻に効かせられ、足裏でマットを押すことで内もものトレーニングになります。
▼インストラクターの動きを動画でチェック
AUTHOR
伊藤香奈
股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。
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