肩・背中のコリ解消に最適!正しい側屈ストレッチのやり方
肩や背中のコリを解消するためにストレッチをしている方も多いと思いますが、中でも体を横に倒しながら体を伸ばす「側屈」をやっている方もいるかもしれません。普段行っている「側屈」正しいやり方でやればさらに効果がアップしますので、今回はより効果的にストレッチするポイントをご紹介します。
肩や背中のコリほぐしにちょうどいい側屈ストレッチ
肩や背中の凝りが気になって上体を右または左へと真横に傾けるストレッチ「側屈」を行っている人も多いかと思います。側屈をすると、肩や背中まわりのほかにも日頃あまり伸ばすことがない体側がグーンとストレッチされて、とても気持ちがいいですよね。
側屈のメリット
側屈をすることで期待できるメリットとして、
● 腕を上げ、背筋を伸ばした状態で上体を横に傾けることで、肩・肩甲骨まわりの血行が促されて肩凝り・背中のコリが解消される
● 凝り固まった体側の筋肉を伸ばし、ほぐすことで血行が改善し、体内の循環が促される
● 肋骨の可動性や呼吸筋の伸張性が改善され、呼吸が深まりリフレッシュできる
側屈をすれば体側や二の腕、肩まわり、背中、腰など広範囲の筋肉を刺激できるので、嬉しい効果がたくさんあります。とは言え、その効果の数々は正しいやり方でストレッチするからこそ得られるものです。
側屈をするときの注意点
● 腰が反っていたり丸まっていたりすると、上体を真横に倒すのが難しくなり伸びが十分ではなくなってしまうため、背筋を伸ばした状態で上体を左右に傾ける
● 腕を上げている側のお尻が浮きやすいので左右のお尻に均等に体重を乗せたまま側屈をすること。土台を安定させ、骨盤を固定した状態で側屈をすると体側の伸びがより深まります
強度別・側屈のストレッチ
今回はストレッチの強度の違うストレッチを2つご紹介します。ご自身が気持ち良いと感じる方をやってみてください。
ゆったり気持ちよくストレッチ
<やり方>
1)あぐらの姿勢になり、あごのラインは床と平行に、足と下腹部は力みを手放してリラックスして座ります。あぐらの姿勢で座る時、お尻のお肉を手でかき分け、左右の座骨(お尻の下のほうにある尖った骨)に均等に体重を乗せると骨盤を起こしやすくなります
2)息を吸いながら右腕を頭上に伸ばしましょう
3)息を吐きながら上体を左に側屈させます。右腕は重力のままに自然にカーブさせ、体は真横に倒すのがポイント。体側に心地よい伸びが感じられるゆったりとした深い呼吸ができる姿勢に調整します。左右それぞれ5呼吸キープします
より伸びを深めるストレッチ
<やり方>
1)あぐらの姿勢を整えたら、両腕を頭上に伸ばし左手で右手首を持ちましょう。腕は、耳の横まで引いておくとgood!
2)息を吐きながら上体を左に側屈します。左手で右腕を軽く引っ張るようにして伸びを深めましょう。左右それぞれ5呼吸キープします
3)肩甲骨や腰のまわりがダルい時は上体を前に倒すのもおすすめです。左手で右腕を軽く引っ張り、上体を左斜め前に倒します
4)背中~腰を丸め、顔を下に向けたら、ゆったりとした呼吸を繰り返しましょう。腕と肩甲骨で前後に引っ張り合うようにすると良いです。左右それぞれ5呼吸キープします
AUTHOR
高木沙織
ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。
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